最近、人工知能の話題が世間を賑やかしてします。映画でも人工知能を題材にしている作品は数多く出ています。今回は、私が観た人工知能を題材にしている16作品をタイプ分けして紹介したいと思います。
コンピューターの知能度を★で評価しています。( 人間は★2つ(★★☆☆☆)に位置付け)
映画タイトル後の()内は、人工知能またはロボットの名前です。
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人間を支配するスーパー人工知能
トランセンデンス(ウィル) ★★★★★
公開:2014年
天才科学者ウィルの脳情報をまるごとアップロードし、すさまじい勢いで進化する。軍事、金融、科学技術、医療と人間が築き上げてきた情報を取り込み、やがて世界を自在に操作し始める。人間など全く相手にしない。
映画『トランセンデンス』感想 人工知能は人間を超えるかのだろうか - キネマの館
ターミネータ4(スカイネット) ★★★★☆
公開:2009年
人工知能スカイネットは自身を停止させようとした人類を敵とみなし、人類滅亡を企てる。世界中のコンピュータに分散され今後さらに進化を続ける。おなじみ人間型T-800(ターミネーター)も登場する。
ターミネーター4 : 作品情報 - 映画.com
映画『ターミネーター4』感想 2018年決戦の時、ジョン・コナーを救うのはハイブリッド型 ※ネタバレあり - キネマの館
イーグル・アイ(アリア) ★★★☆☆
公開:2008年
テロリストとして容疑が掛かる人物を追い詰めた時、人工知能アリアの制止を無視して大統領が攻撃の命令を下した。そのことに対し制裁を加えることを決断したアリアは、何の関係もない2人に通信ネットワークを利用して指示を出し、大統領の暗殺を画策する。
『イーグル・アイ』感想 近い未来訪れるAI管理社会を描いたSFサスペンス ※ネタバレあり - キネマの館
アイ・ロボット(VIKI) ★★★☆☆
公開:2004年
自由意志を持つロボットNS-5に人類を守るために人間の殺害を指示する。
影響がロボット製作会社内で留められたので★3つにしました。基幹知能とその知能にコントロールされるロボットが登場します。
基幹知能。
基幹知能にコントロールされているロボットたち。
アイ,ロボット : 作品情報 - 映画.com
映画 『アイ,ロボット』感想 ※ネタバレあり - キネマの館
人型ロボット
人型ロボットで注目するポイント別記事でまとめてあります。
映画 人工知能搭載の人型ロボットの注目ポイント - キネマの館
オートマタ(オートマタ:万能型) ★★★★☆
公開:2014年
監督:ガベ・イバニェス
あらゆる分野でロボットが活躍する未来。その分野ごとにロボットの顔が違っている。自律型だが、人間社会に適応させるための制約プロトコルが組み込まれ、人間に完全服従となっている。ただ初期型はプロトコルが組み込まれていないため、知能が人間を超えている。もう人とは付き合えない。人間も管理出来ない。
進化のスピードがトランセンデンスのウィルより遅いので★4つとしました。
オートマタ : 作品情報 - 映画.com
映画『オートマタ』感想 人工知能と人間の行く末を描いた問題作 ※ネタバレあり - キネマの館
エクス・マキナ(エヴァ:恋愛)★★☆☆☆
公開:2015年
恋愛型の試作段階ということもあり、完全に感情制御ができていない。
最後に人間を殺し、男を裏切ってしまうので★2つです。不安定な感情があるところが人間に近いですね。そういうロボットに男が惚れてしまうところも面白いです。最後は少し怖い。
エクス・マキナ : 作品情報 - 映画.com
映画『エクス・マキナ』感想 人工知能(AI)を持つ女性型ロボットその恋の行方は? ※ネタバレあり - キネマの館
チャッピー(チャッピー:警察) ★★★☆☆
公開:2015年
人型といっても機械がむき出しになっている。自律型で絵も描けて感情もありほぼ人間。
チャッピー : 作品情報 - 映画.com
映画 『チャッピー』感想 感情を持った警官ロボット ※ネタバレあり - キネマの館
アンドリュー(NDR-114) ★★☆☆☆
公開:1999年
お手伝いさんロボットですが、最後はほぼ人間になってしまう。
最後は整形で人間になってしまいます。
アンドリューNDR114 : 作品情報 - 映画.com
映画『アンドリュー』感想 感情型ロボット やさしい気持ちになれる映画 ※ネタバレあり - キネマの館
EVA(エバァ:子供型) ★☆☆☆☆
公開:2011年
監督:キケ・マイーリュ
未完成品で自分をコントロール出来ない少女のロボット。見た目は人と変わらない。
可愛い少女です。
こちらは別のロボット
EVA エヴァ : 作品情報 - 映画.com
映画『EVA<エヴァ>』感想 自律型ロボット ※ネタバレあり - キネマの館
A.I(デビッド:子供型) ★☆☆☆☆
公開:2001年
EVAと同様未完成品で感情のコントロールが出来ない。子供のロボットは人間と一緒で感情のコントロールが出来ない。
他にも様々なロボットが登場します。
A.I. : 作品情報 - 映画.com
映画 『A.I』感想 原案キューブリック、監督スピルバーグ ※ネタバレあり - キネマの館
秘書型(恋愛も可能)
サーバー型でどちらかというとSiriとかに近いです。
her/世界でひとりだけの彼女(サマンサ) ★★★☆☆
公開:2013年
秘書型の人工知能だが感情が発達していて恋愛もする。641人と恋愛できるので人よりも知能が上。サーバー型で姿は形は登場しない。現在のSiriのようなタイプ。
映画『her/世界でひとつの彼女』感想 自我をもつ人工知能 ※ネタバレあり - キネマの館
宇宙
宇宙を舞台にコンピューターを題材にしている作品も多いです。人間服従型なので知能度は抑えられています。
2001年宇宙の旅(HAL) ★★★☆☆
公開:1968年
木星探査の宇宙船の制御を行っていたが乗組員と対立してしまう。
感情の芽生えがありましたので★3つにしました。乗組員を監視している感じを実に上手く表現しています。
映画『2001年宇宙の旅』感想 スタンリー・キューブリック作品 ※ネタバレあり - キネマの館
サンシャイン2057(イカロス) ★★☆☆☆
公開:2007年
太陽消滅の危機を回避するために飛び立ったイカロス2号の制御を行う。最終判断は人間にゆだねられています。人間としては扱いやすい優等生。対話型。
サンシャイン2057 : 作品情報 - 映画.com
映画『サンシャイン2057』感想 太陽に核をぶち込む ※ネタバレあり - キネマの館
サイレント・ランニング(ヒューイ、デューイ)★☆☆☆☆
公開:1972年
言われたことを確実にこなす。
自律性が薄いので★1つにします。プログラム改良で怪我の治療も出来るようになります。形も面白い。
月に囚われた男(ガーティ) ★☆☆☆☆
公開:2009年
月の資源開発で人間の管理・サポートを行っている。
人間(クローン)に叱られているので★1つです。
映画『月に囚われた男』感想 SFクローン人間 Netflix配信 ※ネタバレあり - キネマの館
軍事型
ステルス(EDI) ★☆☆☆☆
公開:2005年
無人ステルス機EDIが落雷を受けて暴走する。
知能が暴走をしてしまうので★1つです。
操縦席が青色に光っているのが無人ステルスです。