SFスリラー映画『エクス・マキナ』を観てきました。アカデミー賞の視覚効果賞授賞した映画です。
(C)Universal Pictures
作品情報
・公開:2016年
・時間:1時間48分
・監督
本作品が監督としてのデビュー作品ですが、脚本家としては『ザ・ビーチ』、『サンシャイン2057』などを手掛けています。
・主なキャスト
『ハーリー・ポッター』シリーズ、『スターウォーズ フォースの覚醒』、『レヴェナント 蘇えりし者』と今後も注目の俳優です。女性型ロボットのエヴァに恋する主人公ケイレブを演じています。
『リリーのすべて』、『二ツ星の料理人』、『ジェイソン・ボーン』と2016年公開の映画に多く出ています。AIエヴァを演じています。
『ボーン・レガシー』、『スターウォーズ フォースの覚醒』に出演しています。AIエヴァの開発者ネイサンを演じています。
東京生まれイギリス育ちでバレエ経験があるそうです。話さない女性型ロボットのキョウコを演じています。オールヌードで素晴らしいスタイルを披露しています。
あらすじ
世界最大手の検索エンジンで知られるブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブは、滅多に人前に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に滞在するチャンスを得る。しかし、人里離れた別荘を訪ねてみると、そこで待っていたのは女性型ロボットのエヴァだった。ケイレブはそこで、エヴァに搭載されるという人工知能の不可思議な実験に協力することになるが……。
感想
美しい女性型ロボット
まず驚くのは女性型ロボットエヴァの美しさです。胴体、腕、足の一部分がスケルトンで機械が見えているのですがオールヌードより美しさを感じてしまいます。エヴァというロボット、上手く女性の魅力を際立たせているんですね。どうやって撮影しているのか興味が湧きました。
検索エンジンが人間の脳
実験に使われているロボットのデータ元は検索エンジンとなっています。検索エンジンは人間の感心事や感情なども集約されるものなので、そこからの情報で人工知能を作れば人間相当もしくはそれ以上のものが生まれる気がします。最近のクラウドサービスGoogleフォトなんかでは、無料で集まった写真を自動認識して勝手にアルバムなんかも作成しています。写真の写っていする人物やアイテムなどを認識させているのでしょう。写真の中の人物の特定もされているかもしれませんね。Facebookではやっていますよね。将来的にはそのような技術が人型ロボットに利用されて人物や物の識別を行うようになるのでしょう。
恋愛専用女性型ロボット
ちょっと気になったのは、開発されているロボットは全て女性型でしかも性交渉可能に作っているところです。人工知能を搭載した恋愛専用女性ロボットなんですね。もしかすると将来ロボットの普及を加速させるのは恋愛型のロボットなのかもしれません。恋愛の駆け引きは非常に頭を使い複雑なものです。エヴァは一人の男性の心を奪うくらいコミュニケーション能力があるので、相当の高い知能を備えているということになります。もしこのようなロボットが開発されればケイレブと同じようにロボットとわかっていながらも恋をしてしまう男は少なくないのかもしれません。ちょっと寂しい感じもありますが2次元しか愛せないという人もいるくらいなので、そうなる可能性は高そうです。
同じく恋愛をする人工知能を描いた映画
同じように恋愛をする人工知能を描いた作品で『her/世界でひとつの彼女 』(こちらはロボットではないです)がありましたが、その作品でも男はまんまと恋してしまい最後には本作品と同じく振られます。振るようにプログラムしないと種の保存が出来なくなるので仕方ないのでしょうけど...
ラスト
ラスト、エヴァはケイレブを施設に置き去りにして人間社会に出ていくのですが、その後どのように生きていくんでしょう?やはり男心を奪って生きていくのかな。それを考えるとちょっと怖くなる最後でした。
エヴァと会話できるサイト
エヴァと会話できるサイトです。カメラをONにして利用すると貴方の顔がエヴァの記憶装置に格納されるのかもしれません。ご利用は自己責任で
予告動画
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