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映画『アモーレス・ぺロス』感想 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督1作目 ※ネタバレあり

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アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ作品の『アモーレス・ぺロス』を観ました。

『アモーレス・ぺロス』は、イニャリトゥ監督の1作目で東京映画祭でも監督賞を授賞しているようです。

 

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イニャリトゥ監督の作品は既に先月公開された『レヴェナント 蘇えりし者』を含め4本観ています。

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作品情報

  • 監督 

     

  • 主なキャスト

     

あらすじ

3つのストーリーから構成されています。『21g』、『バベル』も同じような構成でした。

  1. 兄の妻に恋をし逃走を計画する男の話
  2. 有名モデルと家庭持つ男性の不倫関係の話
  3. 元革命家の浮浪者の殺人依頼の話

3つのストーリーは交通事故という接点があります。1つの交通事故とそこに関係する人達のストーリーという感じです。ストーリーごとにきれいに分けられているのでわかりやすかったです。映画のタイトルはスペイン語で「犬のような愛」ということですがすべてに犬が登場しています。 

 

感想

登場人物も犬も血を流すシーンが多いです。そういうのが苦手な人は最後まで観れないかもしれません。

3つのストーリーの中でいくつかの愛が描かれています。

  1. 弟が兄の妻に対しての愛
  2. 妻子持ちが若い女性に対しての愛
  3. 離別した父が娘に対して愛

男女間と親子の愛は社会的に認められない愛です。1、3では愛を受けるために非道な手段を選びます。3の中では腹違いの弟の殺人依頼も出てきます。

3の中でピストルで撃たれて瀕死の状態から救われた犬が自分より先に飼われていた犬を全て殺してしまいます。そして飼い主に忠実についていきます。自分だけが愛情を注がれたいという本質「犬のような愛」を表現しているんだと思います。

映画全編でこの反社会的な愛を綴るので惹かれては行きますがどこか落ち着かない感じもします。

イニャリトゥ監督作品は、聖書の内容が登場します。この作品では「カインとアベル」でした。 

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