本日公開の映画『スポットライト』を観てきました。ボストンを舞台にした新聞記者が教会の闇を暴く実話をもとにしたちょっとショッキングな映画です。
主演のマイケル・キートンは、前回のアカデミー賞作品賞授賞の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でも主演をしていた。今注目の油にのった男優さんですね。バッドマンを演じていた目力が強い俳優さんです。
これから観ようとしている方もいますのでストーリー記載なしで簡単に紹介します。
Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC
ボストン・グローブ紙
マサチューセッツ州ボストン市で1972年に創刊された日刊紙。1973年にAP社に買収され、その後ニューヨーク・タイムズの子会社となった。2013年にボストン・レッドソックス(野球チーム)のオーナーに売却され、地元企業発行の新聞紙となった。スクープを出した時期はニューヨーク・タイムズの子会社時代ですね。
見どころ
やはり見どころは記者達の正義感です。この映画で登場してくる人たちはすべて正義感を持ち合わせている立場の人たちです。神父、弁護士、裁判官、新聞記者、その中で正義の象徴ともいえる神父がが犯した事件なのでショッキングであり、スリリングさえも感じました。慎重に正義を推し進める様子とたんたんとしかも繊細に描いていた、いつのまにか引き込まれていきます。
感想
正義について考えさせられました。
人々の日々の生活は正義に満ち溢れているのだろうか?溢れはしていないが満ちているのだろうか?子供たちには正義を教えてはいるものの大人の社会の正義とはいつ出現しているのだろう?
今のTVや週刊誌などいろいろな事件を取り上げているが、闇に潜んでいる悪を取り上げているのだろうか?自分の中でも正義を押し殺しているところがあるのではないか?
と考えが拡がっていきます。ラストのシーンはジーンと来るものがありました。
社会で揉まれ苦労した分の感慨がある映画ではないでしょうか。