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映画『ブルベイカー』感想 これが理想のリーダー像 ※ネタバレあり

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 これが理想のリーダー像なのだろうと思います。孤独で正義感が強く、平等な判断出来る。そういうリーダーを今の時代は求めているように思えます。

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作品情報

公開:1980年

時間:2時間12分

監督

スチュアート・ローゼンバーグ - 映画.com

主なキャスト

あらすじ

ウェイクフィールド刑務所は、自治委員に選出された囚人たちによって運営されており、一見民主的に見えるが、実態はリンチや賄賂、過酷な労働が横行する、地獄のような場所であった。
ある日、この刑務所にヘンリー・ブルベイカーという男が収監される。ブルベイカーはこの刑務所のすさまじい実態を、待遇改善を進めようとするディッキーに同調して改革に乗り出そうとするが、前途は多難だった。
実はブルベイカーは、刑務所内の囚人たちの待遇を密かに調査するために州政府によって送り込まれた人物だった。ブルベイカーは所長の地位に就くと待遇改善を断行、それは功を奏し、刑務所内には明るさが戻るが、賄賂によって潤ってきた一部の委員たちはそれを快く思わず、ブルベイカーの追放を目論み…。

ブルベイカー : 作品情報 - 映画.com 

 

感想

ロバート・レッド・フォードは、正義がとても似合います。 彼の目は正義の意思を貫く時に強い光を放ち、悪に対しての強い怒りがそこから感じとれます。以前感想を書いた『スパイ・ゲーム』という作品でも同じように正義を感じることが出来ました。

ロバート」・レッド・フォードという俳優に少し触れてみると、若い頃には多くの挫折を味わっていて、1969年にポール・ニューマンと共演した『明日に向かって撃て!』でスターダムに上がり(当時33歳)、そこからは数々の名作に出演し、1980年の『普通の人々』から監督をこなすようになっていきます。1981年には、若手映画人を育成するためのサンダンス・インスティテュートを創設します。こうやって経歴をみても憧れを抱いてしまいます。ロバート・レッド・フォードはスクリーンだけでなく現実の世界でも「カッコいい」という言葉が似合い、他の修飾子は要らないようです。

この『ブルベイカー』という作品、ロバート・レッド・フォード以外に誰が演じることが出来るのだろうか?そう思ってしまうくらいにハマっています。次期刑務所長が囚人になりすまし、中で行われている様子を観察し、所長になってから大改革を行うという現実ではありえない設定なのですが、権力者たちが悪にまみれて弱者の人権を侵害している様子を描いています。

ロバート・レッド・フォード演じる主人公ブルベイカーは、改革に成功するのだろうか?結末は悔しい結末となるのですが、そこには囚人たちのヒーローが誕生しています。社会から疎外され夢も希望も持てない囚人たちに明るい光を照らすのです。何事にも屈しない強い正義感は弱者にも平等な光を当て、自主性から得られ喜びを教えるのです。

 ブルベイカーのようなリーダーが一人でも多くいれば、世の中は大きく変わるのかもしれません。

予告動画

youtu.be

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