『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』、とてもよく出来た作品でした。鑑賞から数日経て少し冷静になって他の方の感想などみながら振り返ってみると、この作品中には他の作品を連想させる場面がいくつもあったことに気付きました。その辺りも満足度が高くなる理由の一つではないでしょうか。
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序
現在映画は日本において、月に約100本ペースで公開されています。これだけのペースで量産されていれば似ていると思うシーンがたくさんあっても仕方ありません。特に架空を描くSF作品ではそう感じることは多くあります。
では、映画の舞台となった惑星順に似てると感じた作品をあげていきます。あくまで筆者の主観ですので全然似ていないと思われたとしてもお許し下さい。
ラ・ムー
1・ジーンの父ゲイレンが科学者を辞め農業で暮らしている
『インターステラ―』
ここはシーンというよりもストーリーです。元宇宙飛行士が一旦引退して地球を救うために再起するという流れです。娘との繋がりもえがいていました。ここは少し無理くりです。
2.ジンが岩陰から父親の様子を伺うシーン
『ノア 約束の船』
ジンが父親が帝国軍に捕らえられるシーンは、『ノア 約束の船』の冒頭でノアの父親が殺されるシーンを思い出しました。
ヤヴィン4
ここではなかったです。
ジュダ
1.盲目チアルートの殺陣シーン
『座頭市』
日本では多くの人が感じたのではないでしょうか?動画がありました。似てますね。
2.ボーディーがタコのような生物に記憶を吸われるシーン
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
あのタコのような生き物はデイヴィ・ジョーンズですね。
3.デス・スターがジュダを破壊するシーン
『インディペンデンス・デイ リサージェンス』
犯重力で物質が浮かび上がる迫力のシーンは、巨大宇宙船から攻撃される地球のシーンを彷彿しました。
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イードゥー
ここはなかったです。
スカリフ
1.データ格納している塔を登るシーン
『クリフ・ハンガー』
こちらは本物のロッククライミングをしていますが
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
これはビルの外壁ですが、そのスリル感は似たものを感じました。
2.アンテナの下でデータを転送するシーン
『エリジウム』
頭の中に埋め込んだ記憶装置のデータをコンピューターにインストール。敵から追われながら密室でデータ転送する行為は、アンテナの下でデータを送信しようとするシーンを思い出しました。
強引なところもありましたが、いかがでしたでしょうか?
『ローグ・ワン』の良かったところは、印象の残るようなシーンを長く描かず短いスパンで次々と展開させたところです。SF作品をたくさん観て来たら方は私と同じように感じているのではないでしょうか。
最後にアンテナに登り着くところの丸い口の開閉の間を抜けるシーンとかも何かで観たような気がしましたが残念ながら思い出せませんでした。
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