この夏ディズニー3部作の最後、『ジャングル・ブック』を観てきました。登場する動物たちのCG画像のリアル感に驚きます。
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作品情報
公開:2016年
時間:1時間46分
監督
『アベンジャーズ』などの「マーベル」系のCG作品を多く手掛けています。
主なキャスト
実写での出演は、モーグリー役の彼だけです。
あらすじ
ジャングル奥地に取り残された人間の赤ん坊モーグリは、黒豹のバギーラに助けられる。母オオカミのラクシャのもとに預けられたモーグリは、ラクシャから惜しみない愛情を受け、幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、人間に対して激しい復讐心を抱くトラのシア・カーンがジャングルに戻ってくる。
感想
IMAX3D 効果
IMAXに関しては効果が十分あったと思います。CGで描かれた動物たちの動きや効果音がフルに体感できるので良かったです。まず一発目に草むらから突然飛び出すシア・カーン(トラ)のシーンで迫力ある画像と音でのけぞってしまします。そういう驚く場面はそれ以外にもう一つありました。
3Dに関しては、実写であるモーグル(少年)が少し輪郭ボケ気味になっていたようにかんじました。CGの動物たちがはっきりしていたのでなおさらそう感じたのかもしれません。序盤のシーンでモーグルとオオカミたちがジャングルを駆け巡るシーンでそれを強く感じました。
CG
CGで作成されている動物たちは見事でした。雨のシーンでのオオカミの毛に着いている水滴など細かなところまで映像化されています。もうなんでもCGで作れちゃうんじゃんないのかと思いました。アニメーションとの境がなくなり、実写とCG、CGとアニメとどんどん面白い構成の作品が現れるように思えます。
ストーリー
当然子供をターゲットとして作っていると思うので男の子目線で考えてみると、シア・カーンというトラに命を狙われてしまうので、まず相当の恐怖を感じると思います。しかし、知恵と道具で動物たちに役立ち多くの動物たちを友達にし、友達となった動物たちとシア・カーンに立ち向かっていくのでモーグルのそのやさしさと勇気にあこがれるのではないかと思います。人間らしい知恵と道具を使うというところもテーマになっているのでいい刺激になると思います。話も分かり易かったので良かったです。
予告編
1942年版 ジャングル・ブック
dTVに1942年版の『ジャングル・ブック』があったので観てみました。
当然、今のディズニーと比べると映像技術や演出では劣るのですが、本物の動物を登場させているので、その部分では凄いなと感じます。登場する動物の名前も同じで大筋は2016年版と似ているのですが、最後は人間の強欲さに対して警鐘を鳴らし終わっています。2016年版は、道具の使い方を誤ってはいけないというメッセージは感じましたが、1942版にあった人間の強欲さに関しては明確には描かれていません。その辺りも取り入れていても良かったのかなと思います。dTVで配信されていますのでご興味のある方は観てみるといいです。
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