キネマの館

映画 いくつもの感動と出会い

映画『シャイン』感想 実在ピアニスト「デイヴィッド・ヘルフゴット」を描いた作品 ※ネタバレあり

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 シャインをdTVで観ました。実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットを描いた映画です。精神を病んでしまった人のようですが、ピアノの演奏は素晴らしいです。映画で流れる演奏はデイヴィッド本人が行っていますので、聴きごたえ十分です。

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サウンドトラックのジャケット

この映画は随分前から気になっていました。どこが気になっていたかと言うと、このジャケットの写真です。ある映画に似ていると思いませんか?

スティーブン・キング原作の『ショーシャンクの空に』に似ているんです。男の人が手を広げて空を見上げているところが同じなんです。

こちらが『ショーシャンクの空に』です。

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映画に内容は全く違うのですが、共に解放感ある姿です。『ショーシャンクの空に』は日本では人気があり私の知り合いでも好きな映画に一つに上げている人もいます。それで似ている写真の『シャイン』はどんな映画なんだろうと気になっていました。

あらすじ

メルボルンに生まれたデイヴィッドは、厳格な父親の元、ピアニストになるべく英才教育を受けていた。才能を発揮し、天才少年と呼ばれた彼は、アメリカ留学の話を薦められるが、父親が経済的な理由と、自分から離れていく事をよしとせず断ってしまう。しかし、コンクールでの演奏が評価され、イギリスの王立音楽院に奨学金で留学する話が持ち上がると、父親の反対に逆い、家を飛び出す形でロンドンに渡る。ロンドンでピアノに打ち込むデイヴィッドは、コンクールで難関であるラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」に挑戦し、見事に弾いたものの、その後精神に異常をきたし始める。地元に戻り精神病院に入り、一進一退が続くが、療養所の女性に引き取られて退院し、ある日バーでピアノを弾き始め、それが新聞で話題に上り、再び演奏家の道を歩もうとし始める。

引用:シャイン (映画) - Wikipedia

 内容は実際とは随分と異なっているようで、公開後に家族から抗議が入ったようです。

感想

まず、演奏が凄いです。これだけ早くピアノを弾けるのかと思ってしまうくらい早いです。クラッシックの厳しい競争の世界を垣間見ることが出来ます。。脳が音を認識するスピードと競っているような感じになります。年代別に3人がデイヴィッドを演じているんですが俳優の方も見事にその入りこんだ演奏を演じています。咥えたばこで演奏するシーンは灰が落ちないか気になってしましますが、本人はお構いなしで演奏に没頭します。その辺りの演出もいいと思います。

映画の冒頭はデイヴィッドが「僕はネコ、ネコの気持ちが良く分かる...」で始まります。父親には体を鍛えてライオンのように強くなるように教えられますが、ピアノ一筋の心優しい人間に育っていきます。父の期待は、最も難しいとされるラフマニロフを弾けるようになること強い人間になることです。彼の才能は周囲が放っておかず父の管理外へと出てしまいます。そして遂に父は勘当を言い渡します。ここは、息子の活躍を応援すればいいと思うのですが、残念なことに親子の縁を切ることになります。父ピーターは子供の頃、ヴァイオリンを買って音楽を勉強しようとしたが、そのヴァイオリンを父に壊された過去をデイヴィッドに語ります。自分が親から受けた境遇を息子に与えその気持ちを理解して貰いたかったのかもしれません。映画の大筋にこの父との苦悩の関係が流れています。

終盤は精神病院を出てからのストーリーです。父と過去の関係もまともに認識する能力のないデイヴィッドは占い氏と出会い目出たく結婚をします。女性の母性愛を受けて開放された、デイヴィッドにとっては素晴らしい世界です。

  • 部屋は散らかしっぱなしにする。
  • 水を出しっぱなしにする。
  • 裸にコートだけ羽織ってトランポリンでジャンプし続ける。(一枚目の写真)
  • ところ構わず恋人の胸を触る。

もうピアノが超一流の子供です。観ていてこちらも微笑ましくなってきます。こういう開放感のある人の演奏が幸福感に満ち溢れたものなるのかとも思えました。芸術というものの奥深さを感じました。

 クラッシックは中々興味を得る機会が少ないのですが、こういう作品が一つのきっかけとなりえます。

 

予告動画

youtu.be

 

ご本人の演奏です。ご本人の方が凄い!

youtu.be

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