キネマの館(ヤカタ)

映画 いくつもの感動と出会い

映画 『オデッセイ』感想 火星で一人で生き延びるサバイバル ※ネタバレあり

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映画『オデッセイ』の感想です。こちらは劇場で3D版を観ました。過酷な状況下でユーモアも含め淡々と対処する主人公ワトニーが見どころです。

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(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

youtu.be

作品情報

・公開:2015年

・時間:2時間21分

・監督

eiga.com

SF映画の巨匠。「エイリアン」、「ブレイドランナー」を手掛けています。

・主なキャスト

 

 この二人は『インターステラ―』でも出演しています。火星と地球で絡みはなかったですけど

 

感想

マット・デイモンが宇宙飛行士を演じる映画に同じSF作品の『インターステラー』があります。公開順からいけば『インターステラ―』が先なのですが、本作品が先になってしまいました。結果良かったと思っています。恐らく『インターステラ―』の後だと宇宙を舞台をしたSFとして比較してしまったと思います。『オデッセイ』の見どころは火星という過酷な環境下で一人で冷静に楽しく?楽しそうに生き延びるサバイバルというとことです。

マット・デイモン

宇宙に行く人のイメージと言えば活発的で明るいリーダー的人物を思い描くのですが、私にとってマット・デイモンはちょっと違っていて新鮮な感じを受けています。飛行士というより科学者の孤独に耐えうる人物像をキャスティングしているのかもしれません。『インターステラ―』でもそのキャラクターは生きています。

キャストアウェイと比較して

記事にはしていないのですが、トム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』という無人島で4年間過ごすとうい映画があります。主人公ノーランドはサバイバル経験がなく精神的にぼろぼろになりながら生き延びていく映画です。『オデッセイ』ではとり残されるのは豊富な知識を持った科学者なので精神的にな乱れはあまり描かれておらず淡々と生き残るための作業を行います。一人で過酷な環境で生き延びるという点では同じなのですが行動パターンが全く異なります。火星は残りの食糧で後どれだけ生きられるか計算出来てしまう環境なのでやることをやって後は笑うしかないのかもしれないです。

楽曲

アメリカ在住の映画評論家の町田智浩氏が本作品の見どころに一つに70年台の音楽があると解説しています。

町山智浩 映画「オデッセイ」を紹介 たまむすび - YouTube

 確かにノリのいい曲とかが流れていましたが歌詞の内容までは把握出来ないので本当の面白さは理解していなかったようです。英語わかる人は楽しかっただろうなと思います。

火星での生活

火星での作業は観ていて気の長くなるような感じをしますが、生きていく条件さえそろえば人の生活というのは気長なもので農耕的なのでしょう。人糞も有効活用し限りある資源を大切にする姿はかつての人類が行っていたのかもしれません。ジャガイモを育てるというのも理に適っていて実際食量危機に陥った時は、ジャガイモが最も育てやすく生産性も高いと聞きます。

www.recordchina.co.jp

 宇宙のシーンの見どころ

最後のシートで覆ったロケットでの火星脱出は実際可能なことなんでしょうか?火星の重力は地球の3分の1ですので案外出来るのかもしれません。宇宙服を破ってのダイビングは見ごたえがありドキドキしました。やはり救出された時は感動しました。