キネマの館(ヤカタ)

映画 いくつもの感動と出会い

映画『64-ロクヨン 後編』感想 原作と異なるラスト ※ネタバレあり

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映画『64-ロクヨン 後編』を観てきました。当然ですが前編より面白かったです。前編の流れとは打って変わって64事件解決が一気に進み始めます。

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 前編の登場人物をまとめた記事を書きましたのでこの内容を把握していると少しは理解しやすくなると思います。

作品情報

・時間:1時間59分

・監督

eiga.com

・キャスト

後は、前編の記事を参照下さい。

 

感想

面白かったです。約2時間一気に観終わったという感じです。前編を観た後に小説を読んで登場人物の整理をしたんですがそのことで映画の理解が増しました。小説の内容を知らなくても楽しめるとは思いますが、警察という複雑な組織や主人公三上(佐藤浩市)の人間関係を理解するためには、映画に出てこない人間関係まで知ることになりますが把握しておいた方がいいと思います。

後編は、前編よりもわかりやすく三上が自分の立場を捨てて問題を解決しようとしていて熱いものを感じることが出来きます。松岡参事官役の三浦友和の存在感も大きくて貫禄も感じました。前編は佐藤浩市が主に目立ったのですが、後編は綾野剛、緒形直人、三浦友和、吉岡秀隆がどんどん前に出てきます。これだけのキャストですから相乗効果で皆演技力が上がるのだと思います。

雨宮と幸田の犯人を吊るし上げる計画は緻密でその分64で受けた心の傷の深さが計り知れます。64にとり残された人物達の14年間の思いと三上、雨宮の娘への思いが64を解決に運んでいく展開は重みのある感動を与えてくれます。

ラストは小説とは異なっていますがスッキリした終わり方が映画らしくて良かったと思います。

こちらの記事に詳しく記載しました。

 

組織・家庭、一つ心のバランスを崩してしまうと取り返しのつかない問題に発展する。誰にでも起こりえることを64で描いていたように思えます。

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