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映画『ダイバージェント』感想 人間が分類管理される未来 ※ネタバレあり

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映画『ダイバージェント』をNetflixで観ました。人間を5つのファクターに分別した平和な社会。だが、権力を狙う派閥によりそのバランスは崩れはじめる。

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作品情報

公開:2014年

時間:2時間19分

監督

主なキャスト

あらすじ

全人類が16歳になると強制的に5つの共同体(ファンクション)に振り分けられ、その中で生涯を過ごすことで平和を築いた近未来世界。少女ベアトリス(シャイリー・ウッドリー)は、ファクションに振り分けられる「選択の儀式」において、「勇敢(ドーントレス)」「無欲(アブネゲーション)」「平和(アミティー)」「高潔(キャンダー)」「博学(エリュダイト)」のどのファクションにも該当しない「異端者(ダイバージェント)」であると判定される。異端者は、その存在自体が知られてはならず、政府の抹殺対象でもあることを知った彼女は、儀式の結果を偽って「勇敢」のファクションに所属し、名前もトリスに変えて身を隠す。軍事・警察の役割を担う「勇敢」での厳しい訓練で徐々に強さを身につけていくトリスだが、何者かによる異端者暗殺計画が動き出し、その身に危険が迫る。

全米で大ヒットしたベロニカ・ロスのヤングアダルト小説シリーズを、「ファミリー・ツリー」のシャイリーン・ウッドリー主演で映画化。

ダイバージェント : 作品情報 - 映画.com

映画タイトルの「ダイバージェント(Divergent)」とは異端者の意味です。

感想

ストーリー設定が非常に面白い作品です。現代の世の中も学校教育の中で人間を機能別に振り分けているところはあるのですが、作品中の世界では判定するのが測定器という、もっと進歩したシステムを持っています。「家族よりは派閥」を合言葉にして成立しています。この測定器は、実に面白く仮想現実の中でどう行動するかがわかるものです。こういう測定器があれば人の振り分けを行ってもおかしくはないと思います。

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政府が管理出来ない異端者という種類の人間は、派閥に振り分けることが出来ない、いわゆるオールラウンドプレイヤーです。彼らは意外性を有していて状況に応じて自分の力を伸ばすことが出来ます。主人公のトリスは異端者という結果になりますが、その結果を偽って勇敢に志願します。初めは格闘能力なし、リーダーの指示に逆らうなど脱落してもおかしくない成績でしたが、メキメキと力を付け徐々に適応していきます。

私達の身近にも、体育会系でもないのに運動が出来、理系なのに文才もありとバランスシートにするとキレイな5角形になるだろうとうい人、たまにいますね。

作品が描く未来像は格差社会というより、完全管理社会という感じです。「勇敢」や「博学」に挑戦し、その能力がなかった場合は「無欲」に振り分けられます。「無欲」は、政治を司っていたのですが、博学に追いやられ迫害が計画されます。民主主義の崩壊です。未来像として描かれている社会ですが、どうでしょうか?現代の私達の社会も類似しているところはあるんじゃないでしょうか。いずれは作品で描かれている社会に近づくんではないかと想像してしまいます。

物語は、トリスが「勇敢」として落ち溺れないように努力していく姿を見て、勇敢のサブリーダーのフォーが手を差し出しサポートします。そこで二人のラブストーリーが始まります。トリスとフォーは異端者を迫害し無欲を支配しようとする「博学」の政権に戦いを挑みます。

未来の社会構造ものが好きなこともあって大変楽しめた作品でした。続編も公開されているようなので観てみたいです。

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