映画『BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)』を観てきました。スティーブン・スティルバーグが監督を務めています。
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作品情報
公開:2016年
時間:1時間58分
監督
主なキャスト
あらすじ
心優しい巨人と、孤独な少女の心温まる友情と奇想天外な冒険を描いた。
ロンドンの児童養護施設に暮らす好奇心旺盛な少女ソフィーは、真夜中に窓から入ってきた巨大な手に持ち上げられ、「巨人の国」に連れて行かれてしまう。ソフィーを連れ去ったのは、夜ごと子どもたちに夢を届ける、優しい巨人BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)だった。ひとりぼっちのソフィーは、自分と同じく孤独なBFGと心を通わせていく。
BFG:マーク・ライランス
ソフィー:ルビー・バーンヒル
女王:ペネロープ・ウィルトン
メアリー:レベッカ・ホール
ティブス:レイフ・スポール
感想
スタートの音響から、もうスピルバーグ作品とわかってしまうワクワク感ある滑り出しです。 冒頭のBFGがソフィーを部屋から連れ出し(つまみ出しが正しい)、人に見付からないように影になったり、木になったり、トラックの荷物になったりと楽しい場面があり、その合間の巨人のどっしりとした一歩一歩の映像で心を鷲掴みし夢の世界へと誘い込みます。街を出て一気に走り出すと突風を巻き起こし傍にあった木々の枝も揺さぶってしまします。巨人の一動作ごとに目を奪われます。
BFGは巨人でもちょっと痩せすぎ感のある怖くない風貌です。連れ去られた少女ソフィーはメガネをかけた可愛い少女です。巨人と言えばウスノロのイメージがありますが、BFGは、あんがい機敏です。手が異常に大きいです。そして白髪でおじいちゃんです。
ソフィーを自分の住処である「巨人の国」に連れてゆきBFGは、彼女に夢を与ようとします。しかし、「巨人の国」には他の巨人たちがたくさんいて、好物が人間でソフィーを食べようと狙います。彼は人間を「マメ」と言っています。BFGはそういう巨人から上手くソフィーを見つからないように隠します。
あと巨人たちは学校へは行っていないので言葉が上手くしゃべれません。ここは、字幕だったので面白さ半減です。ソフィーに訂正されているシーンでは、繰り返すのでなんとか理解できましたが、英語ができないことを悔やむシーンでした。吹替え版の方が良かったかなと思いました。英語圏だと笑うところなんでしょうね。残念です。
BFGは、大きなキュユリが主食で、そのためなのか痩せていてか痩せていて弱そうです。しかし他の肉食の巨人たちは、メチャクチャごっつく、ハルクのような体格で、人間だとエンゲル係数が高そうです。そしてBFGは人間と比べれば大きいのですが、「巨人の国」では小さくて「チビ」と言われています。デカい者の上にさらにデカい者がいたということで更に驚いてしまします。
作品は、CGで巨人たちのアクションを上手く作り美しくて迫力ある映像を魅せてくれます。ただ冒頭で巨人を登場させてしまっていて後半にそれ以上のインパクトがないことが少し残念です。怪獣映画とかは登場を引き伸ばして後半に持っていきますが、この作品はそういうことが出来なかったようです。後半全く面白くないと言っているわけではなく冒頭のシーンが強く印象に残ってしまうのです。バランスの問題だと思います。
クライマックスは、ソフィーとBFGがイギリス女王に掛け合ってBFGを捕らえずに他の肉食巨人たちがもう人を食べないようにするようにとお願います。そこでヘリで巨人を捕らえ離れ島に放します。実は、この後半に入るまで時代設定は2、3百年も前のものだと思っていましたが、なんと無線も使えヘリもある近代でした。
スピルバーグらしくところどころに子供たちが喜ぶようなシーンを散りばめています。大人が観ると中盤退屈になってしまうかもしれませんが、子供たちは喜ぶ作品だと思います。
予告動画
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