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映画『コラテラル』感想 トム・クルーズ主演 ※ネタバレあり

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映画『コラテラル』をNetflixで観ました。トム・クルーズの悪役で話題になった作品です。

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引用:コラテラル : 場面カット - 映画.com

 作品情報

公開:2004年

時間:2時間

監督

主なキャスト

あらすじ

入院中の母を抱え日々タクシーの業務に就くマックス(ジェイミー・フォックス)。夢はリムジンでのVIPサービス。そんなマックスのタクシーに不動産関係というヴィンセント(トム・クルーズ)が乗り込み1晩の貸し切りを600ドルで依頼する。ところが1つ目の行き先でタクシーに死体が落ちてきて彼が殺し屋だと知る。逃げられない状況で彼の殺しを運転手として付き合うことになる。

タイトルのコラテラル(Collateral)は「巻き添え」という意味。

 

感想

トム・クルーズの悪役ぶりが狂気じみていて時折見せる目が怖いです。常に不安げでイラつくジェイミー・フォックスも負けず劣らずいい演技でした。見る人によってはジェイミー・フォックスの方が良かったと感じるかもしれません。ミッション・イン・ポッシブルに出演してからのトム・クルーズの悪役は珍しく、あの得意のスマイルも今作品では封印です。

ストーリーとしては、煮え切らない人生を送っているタクシー運転手のマックスが、プロの殺し屋ヴィンセントを一晩乗車させ、翻弄されながらも除々に自分の判断で行動していくという流れです。たった一晩なのにマックスにとっては非常に長く、そして自分の殻を破らなくてはいけなくなった夜でもあります。ヴィンセントの二面性が、タクシーという狭い空間で分かち合えるような会話をしながらも離れていく関係を作り非常に面白い展開です。ヴィンセントの潜在意識の中にある寂しさがところどころに顔を覗かせます。

マックスは最終的には、以前乗せたアニーという客を守ることによって、ヴィンセントとの関係の精算を行います。

600ドルに目が眩み自身を失いコントロールされてしまう様は、ここまで大きなことではないですが身近に心当たりがあるなーと思いました。

冒頭にジェイソン・ステイサムがちょこっと出演します。

とむ・クルーズの怪演とジェイミー・フォックスの名演、見事な脚本、目が離せない2時間でした。

夜のロサンゼルスを舞台に全編を通して流れる音楽がすごく良かったです。

予告動画

youtu.be

サウンドトラック

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「コラテラル」オリジナル・サウンドトラック

「コラテラル」オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ,ザ・ルーツ feat.コーディ・チェスナット,グルーヴ・アルマダ,キャレキシコ,ザ・グリーンカーモーテル,マイルス・デイヴィス,クラッツ・ブラザーズ&キューバ・パーカッション,オークンフォールド,アントニオ・ピント,ジェームズ・ニュートン・ハワード,トム・ロスロック
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2004/10/21
  • メディア: CD
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