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映画『64-ロクヨン 後編』 原作と異なるラストの説明 ※ネタバレあり

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前回記事で原作と異なるラストについて多くを記載していなかったので追加エントリーします。映画を観て原作を読んでいない方ように記事になります。映画がこれからの方は読まない方がいいです。

https://image.eiga.k-img.com/images/movie/82055/photo/ebc6df86755ddb92.jpg?1465375298

 

原作のラストとは

原作のラストは、二千万円を燃やし警察に確保された犯人目崎は逮捕までには至らず終わっています。三上はそのまま警察に残り引き続き広報官のまま64を見届けるつもりであることを二渡に告げます。映画では目崎が確保されたとき雨宮が駆け寄ろうとし三上に止められますが、原作はドラム缶から上がる煙を眺めるだけになっています。

原作との違い

映画では、雨宮が目崎に駆け寄ろうとした時に三上は雨宮に「後は自分達(警察)に任せろ」的なことを言います。その一言が電話ボックスからのなりすましの電話に繋がっていきます。そして犯人逮捕のシーンに入っていきます。三上は一警察官ではなく娘を思う父親の気持ちが全面に出ての行動になっています。

原作はあくまでも警察内の人間関係が中心で、特に高校時代同じ剣道部だった二渡の存在を要としています。原作は最後まで警察官三上ですが、映画は警察官から一人間(父親)と変化していく三上となっています。

原作の方が味があっていいのかもしれませんが、映画にすると最後が煮え切らなさ過ぎてガッカリする人が多いますので正解だったのではないかと思います。

 

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