『ジュラシック・ワールド』の感想です。本来劇場で観るべき映画なんでしょうが、Amazoのプライムビデオで自宅でこじんまりと鑑賞です。
(C)Universal Pictures and Amblin Entertainment
作品情報
・公開:2015年
・時間:2時間05分
・製作総指揮
・監督
・主なキャスト
「ジュラシック・パーク」から「ジュラシック・ワールド」へ
本作品は、ジュラシック・パークⅢの続編で、マスラニ・グローバル社(マスラニ社)がインジェン社より買い取った「ジュラシック・パーク」を再建した「ジュラシック・ワールド」が舞台になっています。会社が違うのでスタッフが「ジュラシック・パーク」のTシャツを着ていると脱ぐように注意するシーンがあります。「ジュラシック・パーク」はオープン出来なかったのですが、「ジュラシック・ワールド」はオープンして1日に2万動員という成功をおさめています。
ジュラシック・パークⅢまでのおさらい
ジョン・ハモンド氏が創設したインジェン社は、化石の中の蚊の血液から恐竜のDNAを採取し、そのDNAとカエルなどの両生類のDNAとを結合させ恐竜を誕生させる。そしてコスタリカのイスラ・ヌブラル島(サイトA)で、、恐竜のテーマ・パーク「ジュラシック・パーク」のオープンを進めていた。(恐竜の飼育と研究は、隣島のイスラ・ソルナ島(サイトB)で行っていた。)
しかし、「ジュラシック・パーク」オープン予定時に作業員による事故でオープンの夢は絶たれ島ごと隔離区域になってしまった。
イスラ・ヌブラル島:コスタリカの西200キロに位置する島。
イスラ・ソルナ島 :イスラ・ヌブラル島の南西140キロに位置する島。
全シリーズのあらすじ
ジュラシック・パーク(1993)
運営:インジェン社
舞台:イスラ・ヌブラル島(サイトA)
主な登場人物:アラン・グラント博士、エリー・サトラー博士、イアン・マルカム博士
あらすじ
「ジュラシック・パーク」の運営を予定するインジェン社ハモンドは、パークオープンに権威者の見解が必要となり、考古学者のアラン・グラント博士、カオス理論数学者のイアン・マルカム博士に「ジェラシック・パーク」の視察を依頼する。そんな中システムエンジニアのデニスが恐竜のフェンスの電気を切るという暴挙に出てしまい、視察中の博士らは恐竜たたちに襲われることとなる。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997)
運営:インジェン社が撤退し恐竜野生化
舞台:イスラ・ソルナ島(サイトB)
主な登場人物:イアン・マルカム博士、サラ・ハーディング博士
あらすじ
4年前の事故(「ジュラシック・パーク」)で予定していたパーク運営はなくなり島は隔離状態となっていた。島は繁殖能力がなくアミノ酸の制御で7日間で死亡するはずだった恐竜たちが繁殖し生態系を築いていた。そこでハモンドはカオス理論数学者イアンと古生物学者サラに原因の調査を依頼する。一方インジェン社の経営はハモンドから甥のルドローに渡っていて新たにサンディエゴに「ジェラシック・パーク」をオープンする計画を進めていた。そしてソルナ島で捕獲したTレックスをサンディエゴに輸送するのだが...。
ジュラシック・パークⅢ(2001)
運営:インジェン社が撤退し恐竜野生化
舞台:イスラ・ソルナ島(サイトB)
※「ロスト・ワールド」とは同じ島だが場所が異なる)
主な登場人物:アラン・グラント博士、ポール・カービー、アマンダ・カービー
あらすじ
舞台は「ロスト・ワールド」と同じイスラ・ソルナ島。イスラ・ソルナ島付近で息子が行方不明になったカービー夫妻が、息子を探すために「ジェラシック・パーク」に行ったことがあるアラン・グラント博士に半ば強引に同行を依頼する。一行が向かったソルナ島では恐竜が野生化し一行を容赦なく襲撃する。そんな中、アラン博士とカービー夫妻息子は息子エリックの救出を断行する。
ジェラシック・ワールド(2015)
運営:マスラニ・グローバル社(マスラニ社)
舞台:イスラ・ヌブラル島(サイトA)
主な登場人物:恐竜監視員オーウェン・グレイディ、パーク運用管理者クレア・ディアリング、クレアの甥ザック・ミッチェルとグレイ・ミッチェル
あらすじ
「ジュラシック・パーク」の事件から22年、観光施設として成功をおさめていたマスラニ・グローバル社の「ジュラシック・ワールド」にミッチェル兄弟がパーク運用管理者の叔母クレアに招待され訪れる。二人がパーク内で恐竜観察を楽しんでいた時、特別な改良が施されたハイブリッドTレックス、インドミナスが檻から逃走する。優れた知能と強靭な肉体をもつインドミナスは見るものはすべてを殺し破壊しパーク内は大パニック状態となる。インドミナスから彼らを救ったのはオーウェンが飼育していたラプトルだった。
感想
恐竜の孵化のシーンは1作目「ジュラシック・パーク」でもありましたがより精巧に作られていて映像技術の進化のすごさがわかります。舞台が「ジュラシック・パーク」と同じヌブラル島(サイトA)ということもあり、1作目の施設が古くなって登場したりします。以前の作品を観ていない、または観直したい場合は1作目の「ジュラシック・パーク」を観るのがいいと思います。
本作の見どころは集団で狩りをしコミュニケーション能力を有するラプトル(ブルー)と飼育員オーウェンの心が繋がっているところ、そしてTレックスとラプトルを掛け合わせたインドミンスという新種の登場です。
ラプトルが、檻から逃走したインドミンスを追いかける姿は狩猟犬を彷彿させます。こういうシリーズは映像技術の進化があるので前作よりも楽しみが増えていくものですが、それ以外に人間と恐竜がコミュニケーションが新たに加えられていて恐竜に対しての心の繋がりという期待感が湧きスリルも増えます。
ラストでラプトルがインドミナスを襲うシーンがあるのですが、1作目の「ジュラシック・パーク」のラストではTレックスがラプトルを襲っています。
シリーズ全作品それぞれ安心して楽しめる作品ですが、本作品が一番楽しめました。
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恐竜をペットにすることをまじめに研究している人の話です。