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映画『第9地区』感想 エイリアンへ変貌 Netflix配信 ※ネタバレあり

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Netflixで『第9地区』を観ました。エイリアンが地球に滞在するSF映画です。少し意表を突いた作品です。

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作品情報 

公開:2009年

時間:1時間51分

監督:ニール・ブロムガンプ

主演:シャールト・コプリー

監督のニールト・ブロムガンプは、2013年に『エリジウム』、2015年に『チャッピー』を作成しています。SF&ロボットが得意な監督のようです。

あらすじ

1982年の南アフリカ共和国のヨハンスブルグが舞台です。突如ヨハネスブルグ上空に出現した宇宙船が宙に浮いた状態で静止し、中にいたエビのような恰好のエイリアンが第9地区で人間に管理されて過ごしている。エイリアンたちは、故障した宇宙船を復旧させるために人間に気づかれないように開発を行っていた。主人公のヴィカスは、エイリアンの移住計画の責任者に抜擢さらたが、ひょんなことからエイリアンの生体が体内に入ってしまい、徐々に体がエイリアンに変貌していってしまう。 

 

感想

すべてが意表を突かれた感じがしてとても楽しむことが出来ました。よくあるエイリアン映画は未知の力によって人間が脅威にさらされるのですが、今作品は逆で、人間がエイリアンを支配し管理しています。エイリアンに対して人間側が残虐な行為を行います。

いつの間にかエイリアン目線で人間を見てしまっている映画です。

登場するエビのようなエイリアンの動きやその攻撃性の無さは印象的です。ヴィカスが操縦するエイリアン製のロボットも見物です。『チャッピー』でも出てきたロボットを思い起こさせます。

エイリアンは知能や武器では人間よりも上なのですが、食べ物を供給されないと生きていけないという理由で人間に服従されてしてしまっています。そもそも闘争心にかける種族のようです。

また制作が2009年なのに1982年という過去を舞台としています。SF映画で過去を描いています。近い過去でこういう設定をするのも面白いと思います。ロボットとかの技術は現代よりも優れているのですが、それはエイリアンが持ち込んだ技術なので未来ではないのです。

エイリアン達に割り当てられた土地はスラム街で治安の悪いところです。人種差別と移民問題に悩む南アフリカ共和国の隔離政策を比喩しているのだと思います。脚本、エイリアンの姿、私達がいつも観ているハリウッドのものとは全く違うものでした。独特の世界観があり印象に残る作品でした。

予告動画 

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 同監督の2作品です。

・富裕層が宇宙に居住する格差社会を描いたSF作品

・人の心を持つロボットを描いた作品