Netflixで『エリジウム』を観ました。『第9地区』の監督ニール・ブロムガンプの作品です。監督の得意分野であるSF作品です。
説明
製作:2013年
上映時間:1時間49分
2154年、富裕層がスペースコロニー(※以降エリジウムと呼ぶ)で、貧困層は地上で生活を送っている。地上にいる人間はエリジウムの生活にあこがれを持つがそこに行くためには高額なパスを手に入れないといけない。エリジウムでは先端の技術が備わっていて、不治の病も治すことが出来る。
監督・注目のキャスト
監督:ニール・ブロムガンプ 『第9地区』
主演:マット・デイモン 『オデッセイ』、『ボーン・アイデンティティ』etc
ジョディ・フォスター 『羊たちの沈黙』、『告発の行方』etc
シャールト・コプリー 『第9地区』
『第9地区』で主演を務めたシャールト・コプリーに大物俳優マット・デイモンとジョディ・フォスターを加えてのニール・ブロムガンプ監督が得意とするSF作品。
印象に残るシーン
マット・デイモン扮するマックスが、エリジウムに行くためにハイブリッド化されるところとハイブリッドされパワーアップした肉体で格闘するシーン。脳もハイブリッドされていてコンピューターのデータを記憶することが可能になります。
ハイブリッドは、人間の神経と機械のセンサーを繋ぐんだと思いますが想像しただけで痛々しいです。
『第9地区』では、エイリアンと人間のハイブリッド。またロボットとのハイブリッドを登場させています。
映画『第9地区』 Netflixで観ました ※ネタバレあり - キネマの館
感想
富裕層と貧困層の間を宇宙への壁で隔ているところが面白い発想だと思いました。地上は、ウィルスなどもあり既に人間にとっては住み心地がいいところではなくなっています。マット・デイモンは、冷静で強い意志を持つ主人公マックスを、ジョディ・フォスターは冷酷な防衛長官を上手く演じているが、シャールト・コプリーは、その2人に負けないくらいに狂気の傭兵を演じきっています。見ごたえがありました。
主人公マックスは、自分の体がハイブリッドになっても幼少時代の恋した女性との約束を守るために命を懸けて彼女の娘を助けます。2154年未来人類の科学技術が発達した世界でも愛する人への思いがせつなく描かれていて感動します。