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映画『愛のむきだし』感想 園子音監督作品 満島ひかり出演 ※ネタバレあり

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映画『愛のむきだし』を観ました。園子音監督の4時間の長編作品です。満島ひかるさんが光っています。

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(C)「愛のむきだし」フィルムパートナーズ

作品情報

 公開:2009年

 時間:3時間57分

 監督

eiga.com

 主なキャスト

 安藤サクラは、父親が奥田瑛二、母親が安藤和津。顔はお母さんに似ていますね。

 

感想

4時間と長い映画でしたが、それほど飽きずに最後まで観れました。映画館だと疲れたかもしれません。劇場でインターミッション(休憩)を入れたところがあったとのことですがとこれだけ長いと当然ですね。盗撮、暴力、レズビアン、カトリック教会、新興宗教と一般的に非日常の要素を多く盛り込んでいます。そういうところも4時間を長く感じさせなくさせない理由だと思います。

タイトルの「愛のむきだし」ですが、登場する人物はいずれも愛を理解していない人たちで、必要としているのだけれどもどう求めればいいのかがわかっていない。ユウ(西島隆弘)とヨーコ(満島ひかり)は恵まれない家庭環境から心に殻を作ってしまい、回り道しながらお互いの気持ちをぶつけ合い取り除いていきます。最後には本当の愛にたどり着きます。ユウのヨーコのみに対する男性の反応が大きな力になっています。まさにその部分だけが初めから一貫して愛のむきだしになっています。

ヨーコ演じる満島ひかりの生き生きとした演技が目立ちます。公園で男たちと乱闘するシーン、浜辺でユウに絶叫するシーン、施設でユウを呼び覚ますシーンと体当たりの演技が光っていました。

ラストでユウとヨーコがパトカーの窓越しに手を取って微笑む笑顔は美しかったです。

長い映画なので時間がある時に見ないといけない映画です。

テーマソング

耳に残る歌でしたので

youtu.be

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