随分と遅くなりましたが、ディズニーの『美女と野獣』の感想です。ミュージカル映画としてはとても観やすかったです。
作品情報
公開:2017年
時間:2時間10分
監督
主なキャスト
感想
まず始まって間もなくエマ・ワトソンの美しい歌声に驚きました。歌手としてもやっていけるんではないかと思ってしまうくらいです。制作中は随分とノドに気を使っていたそうです。衣装も可愛らしくていいですね。
いい物語には芯の強い女性が存在します。何と言っても主人公のベルの強い個性がこの作品の持ち味です。エマ・ワトソンのハマり役だったのではないでしょうか。
恋愛には縁が薄そうな主人公ベルが、父親に対する愛情から気持ちが少しずつ野獣(王子)に向いていきます。それは見た目は野獣でも内側にある繊細な優しさを感じることができたからです。王子が身分を失ったことで真の愛に出会うという話はよくありますが、これは容姿まで変えられてしまいます。そういう男性を愛すとなるとハードルが高いですね。
魔法
ある日お城に訪れた魔女から渡された花を受け取らず王子は魔法に掛けられ野獣になってします。ここで共にお城の住人も別のものに変えられてしまします。このキャラクターがディズニーらしくで良かったです。
衣装だんす:マダム・ド・ガルドローブ|美女と野獣|ディズニー公式
ハープシコード:カデンツァ |美女と野獣|ディズニー公式
ティーポット:ポット夫人|美女と野獣|ディズニー公式
一輪のバラ
魔法は、ガラスの容器に入ったバラの花びら全て散るまでに真の愛を手に入れ無ければ永遠に人間には戻れなくなるというもの。
実際に私たちの人生にはタイムリミットが仕掛けられています。恋愛に関しても目には見えないタイムリミットは仕掛けられているのかもしれません。きっとあのバラがあったおかげでベルは王子に対しての愛情を見つけることが出来たのだなと思います。時間は重要です。
野獣
野獣は足音の響きなどの重量感ありとても迫力がありました。あとアニメでもそうでしたが、野獣の表情が、愛を感じるようになった時から口元と眼差しが優しくなり、観ていても安心した気持ちになります。この辺りはCGの効果がGOODです。
シンデレラ・ストーリー
世間から少し変わり者として見られていたベルでしたが、最終的には野獣から素敵な男性に戻った王子と結ばれ、王妃になるというシンデレラ・ストーリーでした。ラストは多くの人たちに祝福され観ていてハッピーな気持ちになりました。
2時間の作品ですが長く感じないシンプルで誰もが期待するハッピーな結末でまとまりのある作品でした。結末はわかっていても引き込まれてしまうところがディズニー映画の良さですね。
音楽
美女と野獣の人気の秘密は音楽にもあると思います。1991年にハワード・マッシュマン(作詞)とアラン・メンケン(作曲)で制作されています。ハワード・マッシュマンは『美女と野獣』(アニメ版)の公開前にHIVで亡くなっています。歌詞は男女の恋心の小さな変化を繊細にしかも自然の変化として綴っています。とても読みやすく和訳している記事がありましたので紹介しておきます。
【歌詞和訳】ディズニー「美女と野獣」を聴いて自分の心を浄化する!!(アリアナ・グランデとジョン・レジェンド) : スタジオウェブリ
本当に何度聴いてもいい曲ですよね。アニメ版と違ったやわらかい雰囲気があります。男女ともに色気もありますね。
スタジオでの録音模様のビデオがありました。ジョン・レジェンドの手振りが大きいのをアリアナ・グランデのリラックスした表情が印象に残ります。
iTunes
朝の風景
美女と野獣(エマ・ワトソン)
美女と野獣(アリアナ・グランデ、ジョン・レジェンド)
美女と野獣(セリーヌ・ディオン、ピーポ・ブライソン)
アニメ版の曲も大ヒットしました。実写版と比較するととても高貴な感じです。セリーヌ・ディオンの力強い高い声が素晴らしいです。
関連動画
出演者お紹介した面白動画がありましたので紹介しておきます。