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映画『12モンキーズ』感想 殺人ウィルスをタイムスリップで防げるのか? ※ネタバレあり

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久しぶりのSF映画の記事になります。ブルース・ウィリス、ブラッド・ピット共演の『12モンキーズ』 です。ウィルスの話よりもタイムスリップがメインとなっていました。

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作品情報

公開:1995年

時間:2時間10分

監督

コメディー・グループからの転身にしては、難しい映画を作ったと思います。

主なキャスト

 未来からくる男:ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)

キャサリン・ライリー博士(マデリーン・ストウ)

ジェフリー・ゴインズ(ブラッド・ピット)

ドクター・ゴインズ(クリストファー・プラマー)

ドクター・ピータース(デヴィッド・モース)

ホセ(ジョン・セダ)

 

あらすじ

2035年、人類の殆どがウィルスによって死滅した未来。生き残ったの人々は地下での生活を余儀なくされていた。凶悪犯として刑務所に入れられていいたジェームズは、科学者たちの指示で原因となったウィルスが拡散した1996年にタイムスリップし、その原因を突き止めなければいけなくなる。

感想 

ブラッド・ピッドの精神患者の演技が一際目立ちます。なかなか特徴を掴んでいて、この作品を観ると彼が未だオスカーを取れていないのが少し残念に思われます。主演女優のマデリーン・ストウは、落ち着いた感じでとてもいい感じの女優さんなのですが、今作品しか知っている作品がなくてちょっと残念です。主演のブルース・ウィルスは、このような混沌とした世界ではいい演技をします。なんと言っても追い詰められたときの困り顔がとてもいいです。

・ブラビの凄い役作り(作品より)

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・マデリーン・ストウ(Wikipediaより)

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・ダイ・ハードのようにボロボロなブルース・ウィリス(作品より)

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作品の内容ですが、タイムスリップがなかなか面白いです。ブルース・ウィリスの出演で同じタイムスリップ作品で『LOOPER』があります。似てはいるのですが、こちらの方は過去を変えようとしても変えられないという結末になっています。

子供の頃に空港で射殺された男が未来の自分でという設定がまるで時間がループしているようです。ただ子供のジャームズはそれが自分だということを知らないので将来また同じことが繰り返されるんだと思います。そしてそれが無限ループになっている。

作中少しわかりづらく感じたことはタイムスリップで突然時代が切り替わるところです。普通ならタイムスリップする為に特定の場所への移動だとか、タイムマシンに乗るだとかあるものですが、この作品は突然スリップしています。位置情報が監視されているので未来側から操作されているのかな?その辺りはわからなかったです。

思った時代にいけないポンコツタイムマシンですが、誤って1990年に移動したことで「12モンキーズ」を作ったジェフリー・ゴインズという重要な人物と遭遇します。

と観るもの思わせておいて、実はジェームズの話からヒントを得たジェフリーが真似をしてすたいうカラクリがあります。結局はジェームズは少年時代に見た空港での出来事が現実となって、次は銃殺される側になるのです。

現実と妄想の区別がつかなくなった時の1920年の戦場で撮られた写真が決め手になって現実と判断するところもなかなか面白い設定でした。

少年時代に見ている光景から銃殺されるとわかっていながら何故犯人を追いかけたかというとキャサリン・ライリーを愛してしまったからなんです。

タイムスリップ精神患者殺人ウィルスという興味深い題材を混合した人気作です。ブラッド・ピッドが好きな方は必見です。

予告動画

youtu.be

 

こちらはTVシリーズです(Hulu)

youtu.be