キネマの館(ヤカタ)

映画 いくつもの感動と出会い

映画『卒業』感想 若かりしダスティン・ホフマンの名作 ※ネタバレあり

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ダスティン・ホフマン主演の『卒業』。サイモン&ガーファンクルの曲が全編を通して流れます。

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作品情報

公開:1967年

時間:1時間46分

監督

主なキャスト

あらすじ

学問でもスポーツでも、賞という賞を獲得して、ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)は大学を卒業したが、それがなんのためなのか、彼は疑問を感じ、将来に対する不安でいらだっていた。だが、そんなベンジャミンの心も知らず両親は盛大なパーティーを催した。口先だけのお世辞やへつらいにいたたまれず部屋に逃げこんだベンジャミンを、ロビンソン夫人(アン・バンクロフト)が追いかけてきた。彼女は、強引にベンジャミンを家まで送らせ、決して誘惑してはいないなどと口ではいいながら彼の前で裸になって、彼を挑発した。ちょうどそこへ、ロビンソン氏が帰ってきたので、その場は何事もなかったが、この誘惑はベンジャミンにとって強い刺激となり、数日後、彼は自分の方からデートを申し込んだ。こうして2人は、しばしばホテルで会うようになった。だが、この2人の関係は、ロビンソンの娘エレーヌ(キャサリン・ロス)が学校休みで戻ってから、大きくくずれていった。両親の勧めで、初めはいやいやながらエレーヌとつき合ったベンジャミンだが、その可憐さ、清純さに次第に本気で愛するようになった。

卒業(1967) : 作品情報 - 映画.com

 

感想

若かりしダスティン・ホフマンの何と初々しいこと。大学を卒業したてのジャスティンが父親の友人の奥さんから誘われるという青春物語なんですが、いたって真面目に不倫にハマっていき、挙げ句の果てはそこの娘に惚れてしまうという母娘との三角形の話なのです。

作品は、なんと私の生まれた年の1967年公開ですので、それから今年で50年になるということです。子供の頃TV放映で観た事があるような気がしますが、流石内容を把握することも出来ず、ラストのシーンを少し憶えている程度でした。それが今観ると、とても面白い。特にダスティン・ホフマンのキャラクターが最高です。自分勝手と言おうか、まるで子供。誘惑に負けていく男をとても上手く演じていて、無言の表情からも下心が丸見えで、観ている方もワクワクしてきます。自分もきっとそうなるだろうと思えるくらいに現実味を帯びています。

ロビンソン母娘に翻弄されながらも男として成長していく様は、男の本来の優柔不断さを描いたもので、あまりコメディタッチにしていないところで更に男のいい加減さを強調されています。

歩き方、表情、若いころのダスティン・ホフマンは素のコメディアンだったんだと実感しました。『マラソンマン』でも同じような演出を行っています。

娘役のキャサリン・ロスですが『明日に向かって撃て!』にも出演している、とてもキレイな女優さんです。

ラストの結婚式に乱入していくシーンは、名シーンとして語り継がれているものですが、ジャスティンのワガママな性格だからこそできることで、決して友達にはなれない男です。

男の女性に対しての正直な行動にだけ絞って描いている作品で、とても面白く、そして的を得ています。

こういう恋愛作品は古さを感じさせないところがいいところです。若い方にもお勧めです。」

予告動画

youtu.be

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ご存知ない方は試聴してみて下さい。きっと聴いたことある曲が見つかります。

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