今回は『サタデーナイト・フィーバー』です。若い頃のジョン・トラボルタの華麗なダンスが観られる青春ドラマです。
作品情報
公開:1977年
時間:1時間59分
主なキャスト
ディスコ好きな青年 トニー(ジョン・トラボルタ)
トニー憧れの女性 ステファニー(カレン・リン・ゴーニイ)
ボビー(バリー・ミラー)
ジョーイ(ジョセフ・カリ)
ダブルJ(ポール・ベイブ)
アネット(ドナ・ペスコウ)
あらすじ
1970年代のブルックリン育ちのトニーは、日々退屈な生活を送りその行き場のないエネルギーを土曜日でのディスコで発散していた。そんなある日同じブルックリンの女性スティファニーと出会い、彼女の生き方に感銘を受け、今までの自分の生き方を見つめなおし、大人への第一歩を踏み出す。
感想
この映画は、ビージーズの音楽とジョン・トラボルタのスリムな体から繰り出されるディスコダンスを全面に押し出した作品です。内容は青春もののでお決まりな展開です。
- 家族の崩壊(父が失業、兄が牧師を退職)
- 憧れの女との出会い
- 喧嘩での発散
- 友人の死
経済的な悩みとカトリックという厳しい規律に囲まれた不良で落ちこぼれのダンス命の若者の青春ドラマです。主人公トニーはあまりいい生活とは言えず最後までその枠からはみ出すことはなく飛び出さないといけないというところまで描かれています。日本ではデイスコブームの火付け役になっています。「フィーバーする」という言葉が使われるようになったのはここからです。
主人公トニーを演じるジョン・トラボルタですが、今では随分とふっくらとしてダンスとは程遠い体型になってしまいましたが、当時はとてもスリムで切れのある腰つきのディスコ・ダンスを披露しています。
音楽はビー・ジーズの曲を中心にしていて、今でも良く流れています。ダンスフロアは、ミラーボールが回り、フロアは電飾フロアとでも言うのでしょうか当時のクラブの内装を伺うことが出来ます。またファッションもピッタリとボディラインを見せるもので流石に今の時代でお目にかかるとすればタンゴダンサーくらい、ちょっと笑えてしましまいます。
再度チラシ写真を
舞台が移民の多い街ブルックリンといところも大きなポイントになっています。 トニーが恋している女性ステファニーがマンハッタンに憧れていることもあり、地域偏見の反抗心が強く描かれています。移民の人々の感情などを少し想像して観るとダンス以外の部分でも作品の良さを味わう事が出来ます。
ダンスででは優勝するのですが満足しないという点がこの作品のいいところだと思います。サクセスストーリーでありながら次のステップに向けての第一歩を踏み出しているので歓びがないのです。
かつてディスコでフィーバーしていた方や昔のディスコにご興味をお持ちの方、行き場のないモンモンとした青春を満喫したい方にお勧めです。
関連動画
サントラ
サントラは、マイケル・ジャクソンのスリラーに抜かされるまで世界で最も売れたアルバムだった。
サタデー・ナイト・フィーバー (サウンドトラック) - Wikipedia
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- アーティスト: サントラ,クール&ザ・ギャング,ビー・ジーズ,K.C.&ザ・サンシャイン・バンド,ディヴィッド・シャイアー,M.F.S.B.,トランプス,イヴォンヌ・エリマン,ウォルター・マーフィー,タヴァレス,ラルフ・マクドナルド
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