映画『スター・トレック BEYOND』が間もなく公開されます。歴史ある「スター・トレック」シリーズ。少し振り返ってみましょう。
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スター・トレック概要
1966年にTVドラマとして放映開始されました。西部開拓の舞台を宇宙に変えて当時の社会問題を比喩した表現で物語を構成していました。パイロットだったジーン・ロッデンベリーが仕事の合間に書いた小説が始まりです。TVドラマでは全５作品701話作成されています。劇場版はこれまで12作品が公開されていて『スター・トレック BEYOND』が13作品目となります。TV版のスタートが1966年で今年が五十周年の年です。「スター・ウォーズ」よりも古い歴史を持っています。
TV版
各作品の放映期間と設定された時期
１．宇宙大作戦 Star Trek
1966年9月8日 - 1969年6月3日 、2264年 - 2269年
２．新スタートレック Star Trek: The Next Generation
1987年9月28日 - 1994年5月23日、2363年 - 2370年
３．スタートレック:ディープ・スペース・ナイン Star Trek: Deep Space Nine
1993年1月2日 - 1999年5月29日、2369年 - 2375年
４．スタートレック:ヴォイジャー Star Trek: Voyager
1995年1月16日 - 2001年5月23日、2371年 - 2378年
５．ENT スタートレック:エンタープライズ Star Trek: Enterprise
2001年9月26日 - 2005年5月13日、2151年 - 2161年
劇場版
公開年と設定された年です。
1～６までは「宇宙戦争」で7～10が「新スター・トレック」。そして11～再度「宇宙戦争」になっています。舞台になった年代も11は1より古いものになっています。
宇宙戦争
１．TMP スタートレック Star Trek: The Motion Picture
1979年、2271年
２．TWOK スタートレックII カーンの逆襲 Star Trek II:The Wrath of Khan
1982年、 2285年
３．TSFS スタートレックIII ミスター・スポックを探せ! Star Trek III:The Search for Spock
1984年、2285年
４．TVH スタートレックIV 故郷への長い道 Star Trek IV:The Voyage Home
1986年、2286年
５．TFF スタートレックV 新たなる未知へ Star Trek V:The Final Frontier
1989年、2287年
６．TUC スタートレックVI 未知の世界 Star Trek VI:The Undiscovered Country
1991年、2293年
新スター・トレック
７．GEN ジェネレーションズ Star Trek: Generations
1994年、2371年
８．FC ファーストコンタクト Star Trek: First Contact
1996年、2373年
９．INS スタートレック 叛乱 Star Trek: Insurrection
1998年、2375年
１０．NEM ネメシス/S.T.X Star Trek: Nemesis
2002年、2379年
宇宙戦争
一作目より年代が古くなります。
１１．STXI スター・トレック Star Trek
2009年 2258年
１２．STID スター・トレック イントゥ・ダークネス Star Trek Into Darkness
2013年、2259年
１３．STB スター・トレック BEYOND Star Trek Beyond
2016年、2263年
予告編
「スター・トレック BEYOND」の予告3編です。スター・トレックはCG技術によって本当に良くなったと思います。以前は船内がいかにもセットですという感じでしたからお金払って観に行こうとは思わなかったからなー
キャラクターもインパクトあるものが登場しますね。この白い宇宙人です。スター・トレックらしく人間をちょっと改造した感じの風貌です。
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スター・トレックは興業的には全作品成功していて、それも長く続いている理由の一つなんですが、年々力の入れようが変わってきています。以前だとスター・ウォーズの方が面白いからスター・トレックはいいやという感じだったのですが、徐々に良さがわかってきたというか馴染んできたというか。スター・トレックはあくまで人が組織の中でどう行動するかをテーマとして描いていて、責任感・行動力・友情など私たちの普段の社会生活をエンタープライズという宇宙船の中で繰り広げている感じです。逆にスター・ウォーズは、広大な宇宙をバックに個人の精神的にな進化を主にテーマとしています。宇宙という舞台は同じでも描いているものが全く違います。
今回は「スター・トレック」が10月で「スター・ウォーズ」が12月に公開なので比較するのにはちょうどいいです。
最後にスター・ウォーズです。
スター・トレックと印象が全然違いますね。スター・ウォーズは未来でも自然の温かみを残した描き方をしています。さすがとですね。
製作費の比較
最後に製作費の比較をしてみます。データはWikipediaを参照しています。
スター・トレック
1979年 $35,000,000 スタートレックⅠ
1982年 $11,200,000 スタートレックII カーンの逆襲
1984年 $17,000,000 スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!
1986年 $25,000,000 スタートレックIV 故郷への長い道
1989年 $27,800,000 スタートレックV 新たなる未知へ
1991年 $30,000,000 スタートレックVI 未知の世界
1994年 $35,000,000 ジェネレーションズ
1996年 $45,000,000 ファーストコンタクト
1998年 $58,000,000 スタートレック 叛乱
2002年 $60,000,000 ネメシス/S.T.X
2009年 $150,000,000 スター・トレック
2013年 $190,000,000 スター・トレック イントゥ・ダークネス
スター・ウォーズ
1977年 $11,000,000 エピソード4/新たなる希望
1980年 $25,000,000 エピソード5/帝国の逆襲
1983年 $32,500,000 エピソード6/ジェダイの帰還
1999年 $115,000,000 エピソード1/ファントム・メナス
2002年 ー エピソード2/クローンの攻撃*1
2005年 $113,000,000 エピソード3/シスの復讐
2015年 $200,000,000 フォースの覚醒
グラフにしてみると分かりやすい。2010年まではスター・トレックの製作費は1作目以外はスター・ウォーズと比較して抑えられていましたたが、11,12作目になると、それなりにお金が掛けられています。今年公開の２作品の制作費がどうなっていかはわかりませんがどちらも力は注いでいると思います。
スター・トレック公式サイト
11作目までですが、各作品の解説が記載されています。
感想記事
感想記事を書きましたのでご覧ください。
*1:製作費の記載なし
