映画『リミットレス』をの感想です。自分の能力を100%引き出す夢のような薬を手にして人生が激変するお話です。
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作品情報
公開:2011年
時間:1時間45分
監督
主なキャスト
あらすじ
うだつの上がらな作家のエディ・モーア(ブラッドリー・クーパー)は、ヒモのような生活をしていて、とうとう彼女のリンディ(アビー・コーニッシュ)に愛想を尽かされ別れを告げられる。そんなある日、元妻の弟のヴァーノンから1錠800ドルのNZT48という薬を貰う。半信半疑で試してみると、12年前に読んだ本の内容が思い出せたり、部屋を綺麗にしたり、手がつかなかった小説は書けるようになったりといい事付くめ。どうも能力を100%の力を引き出してくれる薬のよう。しかしその効果は一晩で消えてしまう。
薬の追加を頼みにヴァーノンの部屋を訪れたがエディは、彼が何者かに殺されているところを発見し、とっさに彼の部屋から薬と大金を盗ってしまう。薬を手にしたエディは小説だけでは物足りなく、投資に手を出しとんでもない成果を上げ始める。
感想
とても面白い作品でした。能力を100%引き出せる薬なんてあれば、誰だって一度は試してみたいと思うのではないでしょうか?通常は20%だというのだから100%になるとどうなるのか感じてみたいものです。薬の設定はこんな感じです。
- 名称:NZT48
- 1錠800ドル
- 効果1日
- 副作用:中毒性があり長く使用すると命を落とす。急に止めても危険。
健康に支障をきたさないのであればいいのですが、止めると嘔吐など禁断症状があります。
ロバート・デ・ニーロ演じるカール・ヴァン・ルーンという大資産家と仕事を共にするのですが、薬がないとやっていけない位の能力を必要とされます。限られた数の薬もどんどん無くなっていき、ついに副作用まで現われるようになります。不安に思いヴァーノンの手帳に記載されていた顧客に連絡すると亡くなっていたり、入院中だったりと自分の未来に起こる不幸が見えてきます。
元妻でヴァーノンの姉でもあるメリッサに会って話を聞くと、彼女もNZT48副作用に悩まされていてエディは益々追い込まれていきます。自分の社会的地位を薬の力によって築いてしまったので副作用が現れてもそう簡単に止めることが出来なくなってしまったのです。
エディが初期投資の資金を借りた貸金業のゲナディ(アンドリュー・ハワード)に薬を奪われてしまい、その効果に味をしめたゲナディにその後薬を催促されるようになってしまいます。そのことはエディの表には出せない悩みの種になっていきます。ゲナディもエディと同じように薬で100%の能力が引き出され、貿易業をスタートさせ、更に薬を必要とするようになってしまったのです。身の危険を感じて用心棒を雇うもゲナディに殺されてしまいます。
使い始めは登り調子だったエディも遂に窮地に追い込まれていきます。
窮地を乗り超えたはエディは薬を止め、体を進化させて何でも解ってしまうまでになり、なんと政治家を目指します。ヴァン・ルーンは、政治家になるエディとまた手を組もうとしますが、エディは断ります。もうヴァン・ルーンを遥かに凌ぐだけの能力を身につけていたのです。
ヴァン・ルーンは、薬のことを知っていて薬の製造業も抑えていました。どの辺りから薬の事を知っていたのか気になりましたが、初めから関わっていたのなら、なんとも恐ろしい人です。まぁ投資の世界は情報を制したものが勝つ世界ですから、これだけ効果のある薬のことは知っていてもおかしくはないです。
キャストに関しては、ロバート・デ・ニーロの投資家役はなかなか良くて、全てを見透かしているような感じがピッタリです。マフィア役でも同じような雰囲気はありましたから
ブラッドリー・クーパーは、目の色が青くとてもキレイでした(カラコン?)。演技は薬が効いている時といない時の差をしっかりと表現していて良かったです。
アビー・コーニッシュは、演技よりも薬を求める男から逃げる時の走りがとても印象に残っています。あれだけの走りができる女優さんは少ないのではないでしょうか?(スタントではないと思うのですが)
NZT48とういう魔法(悪魔)の薬、同様の薬が開発される日も近いのかもしれません。何度も観ている作品ですが、毎回楽しめる良い作品です。
能力を上げる薬で検索すると「スマートドラッグ」が引っ掛かりました。それなりに研究は進んでいるようです。
予告動画
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