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映画『はじまりのうた』感想 起死回生のゲリラレコーディング物語 ※ネタバレあり

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映画『はじまりのうた』をNetflixで観ました。青春映画ではないのですが、爽快な感じになれました。

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(C)2013 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED

作品情報

公開:2013年

時間:1時間44分

監督

主なキャスト 

『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『スターウォーズ』でお馴染みです。

『スポットライト』、『アベンジャーズ』、『アイアンマン』に出演しています。

あらすじ

イギリスからニューヨークへとやって来たシンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)は、恋人デイブに裏切られ失意のままライブハウスで歌っていたところを、落ち目の音楽プロデューサー、ダン(マーク・ラファロ)に見出される。ダンに誘われてアルバムを制作することになったグレタは、ニューヨークの街角で次々とゲリラレコーディングを敢行していく。キーラがギターを演奏しながら歌声を初披露するほか、人気ロックバンド「Maroon 5」のアダム・レビーンがグレタの恋人デイブ役でスクリーンデビューを果たした。

はじまりのうた : 作品情報 - 映画.com

 

感想

シンプルで爽快感の残る楽しみやすい作品でした。音楽をベースに落ち目の中年男性ダンと正直に生きようとする女性シンガーソングライターグレタの心温まるヒューマンドラマです。

映画は、グレタが突然ステージに呼ばれる歌を唄うライブハウスから始まりますが、この場面は途中2回違う角度からも描かれています。1回目は、ダンが会社をクビになってから酒を飲んでいる場面、2回目はグレアがライブハウスに行くまでのいきさつの場面。ちょっと時系列が前後しているのでちゃんと観ていないとわからなくなります。

男も中年になれば先行きが見えたりもし、色々と想い巡らせたりします。ダンの気持ちは何となく理解できます。かつては成功を収めた名プロデュ―サーも時代の流れについていけなくて落ちこぼれていく。家庭も問題を抱えていて酒ばかり飲んいれば、若い人も付いてこなくなる。社会との歯車がズレてしまっています。しかし、いざやりたい事を見つけて乗り出すと凄いパワーで成し遂げてしまう。さすが元名プロデューサーです。才能ある人の芽を発掘し世に出すのが得意のようです。

一方グレタも恋人の才能に賭けてきたところもあったので、浮気されるなんてある意味絶望的な状況です。その浮気も彼の作った曲で分かってしまうところがすごいですし、その曲を聴かせるところも無神経というか甘えているというか。恋人のデイブが成功を手にしたニュースを聴いて、電話で自分の気持ちを伝える歌を唄うという何とも切ないことをするのですが、そこまですれば吹っ切れます。逆に受けた方は未練が湧いてきます。男はおうおうにしてこうなることが多いです。

落ちこぼれプロデューサーと失恋女性の行きあたるところは、ゲリラレコーディング。時代の変化による新たなアクションは追い込まれた状況でないと思いつかないもの、二人の会話がトントン拍子に進むところが気持ちいい展開です。

ゲリラレコーディングっていうのは、今は誰でも出来ることで上手くやればLIVE中継も出来てしまいます。世界は個人発信の時代です。そのせいで、大スターは創られ難くなっているようです。

作品は、ただスターになるというサクセスストーリーではなく、そこに「自分のやり方で」とうい要素が加わったサクセスストーリーです。今は誰でも発信することが出来る時代ですので自分のやり方でやっていきたいと思っている人には勇気を与える作品なんじゃないかなと思います。ダンの生き生きとした姿を見て私も何か新しことをしてみたいな感じてしまいました。

 

 

ゲリラレコーディングのアルバムで制作会社と契約を結ぶ時「制作費はタダだから」とアルバムの値段にケチを付けます。結局ネット配信で1ドルで出してしまします。

余計な心配ですが、ダンはいくら貰ったのかな?いい歳なので少し多めに分けてあげてほしい。

 

映画に出演していた アダム・レビーンです。

アダム・レヴィーン - Wikipedia

『シング・ストリート 未来へのうた』の主題歌。

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 こちらも音楽をベースとしたハートフルドラマです。

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