映画『アビエイター』をNetflixで観ました。ハーワード・ヒューズという実在の資産家をディカプリオが演じます。監督はマーティン・スコセッシです。
写真:Album/アフロ
作品情報
公開:2004年
時間:2時間49分
監督
主なキャスト
感想
ディカプリオ演じるハーワード・ヒューズ は実在した人物で、これだけ数奇な運命をたどった人はいないのではないでしょうか?映画の冒頭で母親から伝染病に注意するように教えられます。「QUARANTINE」(伝染病の隔離)という文字が生涯離れず、極端な潔癖症になってしまいます。
ハーワード・ヒューズ
ハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア(Howard Robard Hughes, Jr., 1905年12月24日 - 1976年4月5日)は、アメリカの実業家・映画製作者・飛行家・発明家である。彼は20世紀を代表する億万長者として知られ、「資本主義の権化」「地球上の富の半分を持つ男」と評された。
映画の後半には、強迫性障害に苦しむ姿が描かれています。同じ事を何度もつぶやいてしまいます。
強迫性障害
強迫性障害(きょうはくせいしょうがい、英: Obsessive–compulsive disorder , OCD)は、不合理な行為や思考を自分の意に反して反復してしまう精神疾患の一種である。
その極端な潔癖症自体が精神的に特異なものだと感じました。
経歴を観てるとアメリカの実業家・映画製作者・飛行家・発明家と、資産家の息子だったといえ、これだけ多方面で活躍する人物は珍しいのではないでしょうか?「地球上の富の半分を持つ男」と呼ばれるだけで凄い人だとわかります。
大企業の社長であるにも関わらず、危険を顧みず飛行機の試運転を自分で行うほどなので、ある意味超ワガママな人なんです。
映画制作では『地獄と天使』でアカデミー賞にノミネートされています。こだわりがハンパでなく、妥協しないのでいいものを作るのです。映画でも作成の様子が描かれています。
とにかくエネルギッシュな人物です。飛行機の墜落事故で重傷を負ってもその情熱は衰えません。政府にも睨まれていたのですが、何と乗り切ってしまします。
印象に残るシーンは、いくつかあるのですが
- 彼女と夜の飛行を楽しむシーン
- ビバリーヒルズの住宅街に不時着するシーン
- 部屋に裸で閉じこもり牛乳瓶にオシッコをためるシーン
- 裁判で自分の無罪を主張するシーン
- ラストシーン「The way is future」と繰り返し、子供の頃の自分を見つめるシーン
が特に印象に残っています。
ディカプリオもヒューズの極端に神経質なところと子供みたいに飛行機を楽しむ姿を上手く演じていると思います。彼の童顔ポイところが役柄にマッチしていました。
彼の肩書には飛行家とありますが、人生も飛行機に乗って飛び回るような感覚だったのでしょう。因みにタイトル『アビエーター』は飛行家という意味です。
お金に恵まれているということはいいことだなー
予告編
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