明日(現在2016年7月28日)、ゴジラシリーズ第29作目となりる『シン・ゴジラ』が公開されます。この夏、少年たちの間で話題になる1作だと思いますが、かつて子供時代にゴジラに夢中になったオジサン達も楽しみにしているんではないでしょうか?今回は、日本の怪獣映画の代表ともいえるゴジラシリーズを振り返ってみたいと思います。
・1954年『ゴジラ』
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・2016年『シン・ゴジラ』
(C)2016 TOHO CO.,LTD.
ゴジラ映画の歴史
1954年に第1作目となるゴジラが登場してから今回の『シン・ゴジラ』を含め29作のゴジラ映画が作成されています。それ以外では、ハリウッド版が2本あります。Wikipediaを見ると28作品を昭和シリーズ、平成シリーズ、ミレミアムシリーズで大きく分別しています。
昭和ゴジラシリーズ(第1作~第15作)1954年(昭和29)~1975年(昭和50)
平成ゴジラシリーズ(第16作~第22作)1984年(昭和59)~1995年(平成7)
ミレニアムシリーズ(第23作~第28作)1999年(平成11)~2004年(平成16)
人間の敵から味方へ
第1作目の『ゴジラ』1954年11月3日に公開された第1作目の『ゴジラ』は、水爆実験によって目を覚まし東京を破壊します。人間にとっては悪の存在です。2作目の『ゴジラの逆襲』では怪獣同士の戦いが行われ5作目の『三大怪獣 地球最大の決戦』では、なんと人間の味方になってしまいます。
9年間の休止期間
人気を博したゴジラシリーズですが、徐々に低迷し第15作『メカゴジラの逆襲』を最後に9年間に休止状態に入ります。ちょうど私の小学生時代がその頃に当たります。キングギドラ、メカゴジラが強く印象に残っていますが、一番影響の受けやすい年代は休止中でした。
平成シリーズ『ゴジラ』
1984年に再び対怪獣でない『ゴジラ』が制作されます。映像技術の進歩で着ぐるみ感が随分となくなりました。その後作品は昭和シリーズで登場して怪獣との闘いを再現しています。
『ゴジラ2000 ミレニアム』
4年間の休止から再びゴジラシリーズが再開されます。当然のことながら映像技術はさらに進歩し、迫力が増します。ゴジラの表情もリアルになっていきます。こちらもそれ以降に怪獣との決戦が続きます。
ハリウッド版
ハリウッドで2本作成されています。
1本目は、1998年の『GODZILLA 』(原題 Godzilla)。監督は『インディペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督です。その後、2014年に同じタイトルで『GODZILLA ゴジラ』(原題 Godzilla)が作成されます。
第1作目の『ゴジラ』
第1作目のゴジラの脚本がその後の続編のベースとなっていますのでおさえておきたい作品です。1作目の冒頭で太平洋に出ている貨物船が何らかの爆発で被害に遭うところから始まります。公開8ヶ月前に発生したビキニ諸島水爆実験での第五福竜丸の被爆事故が発生しています。当時は国民が放射能に対して悪のイメージが強かったため、水爆怪獣ゴジラは人間にとって悪の存在になって当然です。口から出される光線は「白熱光」と呼ばれる放射火炎ですので、とんでもないものです。暴れまわるゴジラを前に絶望感が拡がる映像は見所です。着ぐるみでの怪獣対怪獣のシーンがない分、子供映画ぽっくなく大人でも楽しめます。
ハリウッド版ゴジラ(1998)
多くのゴジラファンから酷評のあった作品です。ゴジラがジュラシック・パークの恐竜になってしまいました。
映画『GODZILLA』(1998) 酷評だったハリウッド版「GODZILLA」から日本の「ゴジラ」を学ぶ ※ネタバレあり - キネマの館
ハリウッド版ゴジラ(2014)
今までのゴジラの歴史を引き継いだ脚本で良く出来ています。CGを使った映像技術も素晴らしく、日本の制作関係者に大きなプレッシャーになっているのではないでしょうか?ゴジラの頭部が違和感があるのですが、首のくびれがないことから白熱光を放つ時に体に奥から出されている感じがしてそのデザインに感心してしましました。
映画『GODZILLA ゴジラ』(2014)感想 ハリウッド第二弾 ※ネタバレあり - キネマの館
動画 総集編
ゴジラの総集編などがYouTubeで観れます。昭和シリーズの後半は、笑えます。
『シン・ゴジラ』
『ゴジラ』サイトが開設されています。
予告編
早速観てきましたのでネタバレで良かったら感想記事読んで下さい。
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