映画館について思うこと(意見) - キネマの館（ヤカタ）

ブログで映画の感想記事を書いているので最近映画館に行く回数が増えています。平日とかになれば観客も少ない状況で運営が行われています。そういうのを見ると『映画館って今後減っていくんだろうな』と感じます。今回は映画館について要望も含めて書きたいと思います。

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映画館の利用回数の減少

NTTコムのリサーチではやはり「映画を観る回数は減っていないが、映画館に行く回数は減っている。」という結果になっています。

直近１年以内とその前年の映画館鑑賞本数の変化をみると、「増えた」が10.3％に対して「減った」が29.9％と、「減少」が「増加」を約3倍も上回った。【図11】

一方で、視聴形態を問わない映画の鑑賞本数の変化をみると、「増えた」「減った」ともに2割で変わらず、映画自体を観る人の数は変化していない。映画を観る手段として映画館で映画を観る人が減ったことがうかがえる。【図12】

引用：映画館での映画鑑賞に関する調査 - NTTコムリサーチ調査結果

※【図11】【図12】はサイトを閲覧して下さい。

映画を観る人は減ってなくて、映画館以外で観ている人が増えていることが分かります。映画館以外での視聴環境が充実してきているので当然と言えば当然です。

４KのテレビでBlueRayや定額動画配信サービスのHDで高画質の映画がそれなり楽しめます。しかも『マッドマックス　怒りのデスロード』のように新作が1年も経たない内に観れることもあります。一人暮らしの若い人はスマートフォンで観ている人も多いと思います。また映画好きの人がCATVやインターネット通信、定額動画配信サービスを利用した場合、その分映画館への出費は抑えようとするのではないでしょうか。

家庭用AV器機の進歩で自宅でも高画面の映画が楽しめる。
定額動画配信で自宅でも数多くの映画が楽しめる。（映画館は高くつく）

このままだと映画館がどんどん減っていしまうのではないかと感じます。

映画館へ行く理由

上記のように映画館以外でも十分に映画を楽しめる中で映画館に足を運ぶ理由は何か考えてみました。以下のいずれかに当てはますのではないでしょうか？

３DやIMAXなどの付加機能付きで映画を観たい
新作をいち早く観たい
デートで活用したい
大きな画面で映画を集中して観たい
休憩もかねて落ち着きたい

上記５つ理由の中で動員数が一番減少しているものは、４ではないでしょうか？

「大きな画面で映画を集中して観たい」人が映画館に足を運ぶようにするにはどうすればいいのだろう。

「大きな画面で映画を集中して観たい人」を映画館に呼ぶには

「同じ映画が自宅と映画館（無料）で観れるとしたらどちらを選ぶでしょうか？」

必ずしも映画館を選択しないと思います。私の場合は混んでいるのなら自宅を選択します。それは「周囲の人が気になる時がある」からです。隣の人の飲食の音とかが気になったりもしますし、臭いも気になる時があります。一度気になると最後まで集中できないものです。もっと一人一人の観やすさ（集中しやすさ）が追求されていれば映画館を選択すると思います。

で、「こんなところを改善すればいいのではないでしょうか」というのをいくつか上げてみます。

座席数を少なくし席と席の間を空ける
シートをもっと疲れにくいものにする
食事は禁止する
携帯電話の電源OFFを徹底する
ほんのりアロマの香を漂わせる
半個室のプレミアム席を設置する（飲食可能、マッサージチェア設置）

１．座席数を少なくし席と席の間を空ける

　せめて各自が両方の肘掛を使用出来るようにする。

２．シートをもっと疲れにくいものにする

　一部劇場ではプレミアムシートとかありますが全席に対応する。

３．食事を禁止する

　アクション系ならいいのですが飲食の音は気になります。せめて食事を禁止する。

　渋谷のBunkamura ル・シネマは食事は禁止しています。

劇場内で飲食はできますか？

ル･シネマではペットボトル等ふた付きのお飲物以外の客席でのご飲食はご遠慮いただいております。お食事はロビーにてお願いいたします。なお、ル・シネマ内ビュッフェでは、お飲物、軽食を販売しておりますのでご利用ください。

引用：劇場内で飲食はできますか？ | ル・シネマについて | よくあるお問合せ | Bunkamura　

　飲食については同じことを思っている人はいるようですね。ちょっと過激ですが