映画『アントマン』を観ました。人間がミクロ化して悪に立ち向かうヒーローもので『マーベル・コミック』(アメリカの漫画出版社) の実写版です。
(C)Marvel 2015
作品情報
・公開:2015年
・時間:1時間57分
・監督
コメディ映画を多く撮っている監督です。
・主なキャスト
ポール・ラッドは『40歳からの家族ケーカク』『40男のバージンロード』『40才の童貞男』の40男の映画に出演しています。コメディ系に多数出演している男優さんです。
エバンジェンリー・リリーはTVドラマ『LOST』で観てました。本作では何だか強い女になってました。
マイケル・ダグラスは最近ちょっと本数が少なくなってきていますが、1980~1990年代にかけては大活躍されたいました。『氷に微笑』『ブラックレイン』など数多くの作品に出演しています。『ブラックレイン』では高倉健・松田優作と共演しています。
あらすじ
仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出す。
感想
マーベルススタジオの作品ということで安心感があります。今上映中の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』もこのススタジオの作品ですね。マーベルススタジオは2019年まで公開作品の予定が入っているようです。(マーベル・スタジオ - Wikipedia)
こういうヒーローものを観ることはTV放映中心なのですが、むかーしスピルバーグ製作総指揮の『インナースペース』(1987年)というミクロ化作品が良かったので『アントマン』も面白いだろうと思い観てみました。
小さくなると、すぐ吹っ飛んでしまったり、水に流されてしまったりと物理的に弱点が多いのですが、このアントマンはミクロ化と復元を自在にコントロール出来、しかも力もあり強いです。蟻を味方にするところもユニークです。
原子間の距離を縮めて小さくなるという原理を利用するのですが面白い発想だなと思いました。途中で別のヒーローが出てくるところもファンにとっては見どころにひとつなんでしょう。特撮もしっかりしていて大人も十分楽しめます。今、こういう映画は大人の方が楽しんでいるのかもしれません。
もしこういうスーツを手に入れたら何をするのかな?あらゆるものが自分より大きくなると怖いので使わないでしょうね。コメディ要素が強くて面白かったです。
予告動画
ミクロの世界を描いた映画
他のミクロの世界を描いた映画を紹介します。
ミクロキッズ
子供たちが偶然6ミリになってしまう物語です。次作の『ジャイアント・ベイビー』は逆パターンで赤ちゃんが大きくなってしまう映画です。
インナースペース
スピルバーグ製作総指揮の作品で、テンポが良く私の中ではコメディ作品として好い評価です。縮小した探査艇が人間の体の中に入ってします物語です。
ミクロの決死圏
この作品も『インナースペース』同様でミクロ化された探査艇で人の体に中に入る話です。こっちは医療目的で潜入します。
最近リメイクの噂が出ています。楽しみです。
リチャード・マシスンのSF小説『縮みゆく人間』の脚色映画
『縮みゆく人間』は1957年の作品で、女性版の『縮みゆく女』は1981年の作品です。
映画評論家の町山智浩氏がリチャード・マシスンのことについて熱く語っています。これを聴くと『縮みゆく人間』を観たくなります。21分と長いですが