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『セブン・シスターズ』感想 ノオミ・ラパスが1人7役を演じる近未来SF作品 ※ネタバレあり

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1人7役のこれでもかというほどのノオミ・ラパス満載の映画です。人口増加、環境汚染、食糧危機で対策を打たなくてはいけなくなった近未来のSF作品です。

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作品情報

公開:2016年

時間:2時間3分

監督:トミー・ウィルコラ

主なキャスト

ノオミ・ラパスが1人で7つ子姉妹を演じます。

あらすじ

そう遠くない未来。世界規模の人口爆発と干ばつによる食糧不足に対処すべく、収穫量の多い遺伝子組み換え作物が開発されるが、その作物が人体に与える影響で多生児の出生率が急増する。さらなる危機に直面した欧州連邦は、一家族につき子供1人のみを認める「児童分配法」を施行、違法に生まれた二人目以降の子供は地球の資源が回復する時まで「クライオスリープ」と呼ばれる機械で冷凍保存する政策を強行した。

至るところに検問所が設けられ、人々の生活や行動が厳しく管理される中、とある病院で七つ子の姉妹が誕生する。母親は出産と同時に死亡し、姉妹は唯一の身寄りである祖父に引き取られた。祖父は7人を月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜、日曜と名付け、「児童分配局」に見つからずに生き延びるための方法を教え込む。その方法とは、それぞれ週1日、自分の名前の曜日にだけ外出し、カレン・セットマンという共通の人格を演じることだった。

月曜:聡明な野心家

火曜:繊細なヒッピー

水曜:恐れ知らずの戦士

木曜:ワイルドな反逆者

金曜:天才肌の理系ブレーン

土曜:パーティ好きのロマンチスト

日曜:慈愛に満ちた仲裁役

映画『セブン・シスターズ』オフィシャルサイト

感想

1人7役

一卵性7つ子役という事でノオミ・ラパスが7人姉妹の役を演じます。

プロメテウスでも強い女性を演じましたが、今回も同じように強かったです。

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この割れた腹筋は、完全にアクションスターです。

SF作品ということで未来の技術も見られます。写真は顔の違いをコンピューターに指摘されているところです。手のひらディスプレイも面白いと思いました。

7役ですから、これでもかというほどノオミ・ラパスが出てきます。女優さんの魅力を存分に引き出すにはもってこいの脚本です。これも映像技術の進歩の恩恵です。2役、3役だとどうやって撮っているのか気になるのですが、7役ともなると気にならなくなります。

格闘シーンだけでなくベッドシーンもあったりしてノオミ・ラパスファンにとっては見逃せない作品となっていました。7人7様なキャラでファッションも違っているので見分けに困ることはありませんが、大まかな個性は観る前に押さえておいた方がいいかもしれません。

ノオミ・ラパスといえば、『プロメテウス』のエイリアンとの闘いを思い出します。プロメテウスでのエイリアン取り出しシーンはかなり印象に残っています。そのシーンには及びませんが見応え十分のシーンが次々と登場します。ノオミ・ラパスとノオミ・ラパスが戦うという珍しいシーンが姉妹同士の戦いで見られます。

7人を1人を演じるという非常に面白い設定なのですが、Mondayがいなくなった次の日は、Tuesdayが周囲の人に昨日の自分が何をしていたか聞き込みをしなければいけないという無理もありました。「昨日も私の祝賀会のお店は?」とか聞いていました。実際7人で1人を演じるなんてことは、外に出ている者の行動を残りの6人も共有しないといけないので相当大変です。当然プライベートもなくなってしまいます。細かなことを言えば、生体認証は通らないだろうとかも気になったりしたのですが、その辺りは深く考えないようにしました。

近未来の社会問題

7つ子という多生児も人類の目の前に見える社会問題から発生したものです。いずれ人類がぶつかるいくつかの問題を想定して描かれています。多生児増加というのは起こるとは思えませんが人口増加、環境破壊、食糧不足、遺伝子組換はもう見えていることです。遺伝子組換で何か多生児増加のような問題が発生するかもしれませんので強ち絵空事でもなかったりもします。

まとめ

1人7役で注目しがちな作品ですが、未来の社会問題を考えるいい作品ではないでしょうか?2人目以降の子供たちの処分方法はゾッとしますが、過去の歴史で人類は同じような事をしています。人口増加、食糧危機という問題は人間の悍ましい姿をあぶり出すのかもしれません。

 予告動画

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