キネマの館

映画 いくつもの感動と出会い

『7つの贈り物』感想 思いがけない贈り物でした ※ネタバレあり

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選ばれた7人への贈り物とは何か?ウィル・スミス主演のシリアス作品です。 

ポスター画像

作品情報

公開:2008年

時間:2時間3分

監督

ガブリエレ・ムッチーノ - 映画.com

主なキャスト

eiga.com

 

ベン・トーマス(ウィル・スミス)

ベンの婚約者 サラ・ジェンソン(ロビン・リー)

ベンの親友 ダン(バリー・ペッパー)
トーマスの弟(マイケル・イーリー)

ホリー(ジュディアン・エルダー)

ジョージ(ビル・スミトロヴィッチ)

ニコラス(クインティン・ケリー)

コニー・テポス(エルピディア・カリロ)

エミリー・ポサ(ロザリオ・ドーソン)

エズラ・ターナー(ウディ・ハレルソン)

 

感想

何が起こっているのかよくわからないまま 素敵な7つ贈り物を期待して前半は観ていたのですが、贈り物の正体が見えてくる後半からは、感動を超える程の自己犠牲の世界がそこにあり、少し重く感じました。作中では主人公ベンがどうしてそのような行動を取っていのか明かさないまま進んでいきます。

 

ここからネタバレ 

 

航空学エンジニアで婚約者サラと幸せな暮らしをしていたベン・トーマスは、ある日、ちょっとした不注意で大きな交通事故を起こしてしまい、サラと対向車の6人の命を奪ってしまいます。ベンは、その事故から立ち直ることが出来ず、強い自責からある計画を立てます。

ベンの計画

ベンは、自分の人生を失うべく大切なものを7人に授けるという計画を立てます。7人というのは事故で失われた命の数です。その計画を知る者は親友のダンのみです。彼に自分が死んだ時の手続きなどを依頼しています。

もし、自分の親友がこのような計画を立てた時に引き受けることが出来るのかと考えると、とてもじゃないですが引き受けることは出来ないだろう。

対象の7人

ベンの贈り物の受け取り人は以下の7人です。

1.肺 トーマスの弟

2.肝臓 ホリー

3.腎臓 ジョージ

4.骨髄 ニコラス

5.家 コニー・テポス

6.心臓 エミリー・ポサ

7.目 エズラ・ターナー

体の一部ではなく家も1つ入っています。肺と肝臓の提供でもう体力も落ちるのではないかと思いますが、次の対象者にコンタクトを取ります。

原題『Seven Pounds』

原題は、『Seven Pounds』です。Poundsは、重さの単位ポンドで7ポンドの肉片の意味。シェークスピアの「ヴェニスの商人」の友人を助けようとした1ポンドの肉片からきているとの事です。「ヴェニスの商人」では、裁判官に救われるのですが、自身の身を削ってでも人を救う精神というところでは共通しています。

感動のラスト

重い内容ですが、ベンが亡くなった後に心臓移植を受けたエミリーと眼球の移植を受けたエズラが対面するラストは感動します。移植を受け新たな人生を掴むことが出来た人たちは感謝の気持ちでいっぱいでしょうし、同時に自分の人生を大切に生きないといけないという思いも湧いてくるはずです。自分の生命を感じる度にベンの顔が思い浮かぶのだと思います。その2人の気持ちがこちらにも伝わり感動が湧き上がります。

まとめ

ウィル・スミスの思いつめた表情ややさしい眼差しがとても良く、幅の広い役者さんだと改めて感じました。

臓器移植というものへの考え方はいろいろあると思います。私自身も健康な体なので提供される側の気持ちは分かりません。この作品で提供される側の思いが少しわかった気がします。ドナー登録に対する考え方が変わる作品でした。 

予告動画

youtu.be