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映画 いくつもの感動と出会い

『ドリームガールズ』感想 黒人レーベル モータウンをモデルにした感動の名作 ※ネタバレあり

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ブロードウェイミュージカル『ドリームガールズ』を原作とし、モータウンの伝説的な黒人女性グループ「スプリームス」をモデルとした、聴きごたえ十分な作品です。

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作品情報

公開:2006年

時間:2時間11分

監督

eiga.com

主なキャスト

モデルとなった人物の写真も載せての紹介です。

カーティス・テイラー・ジュニア(ジェイミー・フォックス)
モータウン・レコードの創設者、ベリー・ゴーディ・ジュニアをモデルとしている。

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ジェームス“サンダー”アーリー(エディ・マーフィ)

通称ジミー・アーリーは人気ソウル/R&Bシンガー。

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マーティー・マディソン(ダニー・グローヴァー)

ジミーのオリジナルのマネージャー。(写真左)

ディーナ・ジョーンズ( ビヨンセ・ノウルズ)
スプリームスのメンバー、ダイアナ・ロスをモデルとしている。

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エフィ・ホワイト(ジェニファー・ハドソン)

スプリームスのメンバー、フローレンス・バラードとソウル歌手のエタ・ジェイムズをモデルとしている。

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ローレル・ロビンソン(アニカ・ノニ・ローズ)
スプリームスのメンバー、メアリー・ウィルソンをモデルとしている。

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C.C.ホワイト(キース・ロビンソン)
モータウンの歌手でソングライターのスモーキー・ロビンソンをモデルとしている。

「William 'Smokey' Robinson」の画像検索結果

ミシェル・モリス(シャロン・リール)
スプリームスのメンバー、シンディ・バードソングを基とされる。

解説

劇中の「レインボー・レコード」が「モータウン・レコード」に、「ザ・ドリームス」は「ザ・スプリームス」に相当しているということですが、随分と脚色されていますので実話と思って観てはいけません。

ドリームガールズ (映画) - Wikipedia

あらすじ

舞台はアメリカのデトロイト。ディーナ、エフィ、ローレルの三人グループ「ドリームメッツ」はライブハウスのオーディションを受けてスターになることを夢見ていた。音楽プロデューサーのカーティス・テイラーは、彼女達の才能を見抜き、既にヒット曲を飛ばしていたジミー・「サンダー」・アーリーのバックコーラスに起用しようと思いつく。バックコーラスという裏方では満足できないと反対したリーダーのエフィだったが、いずれはデビューさせるという約束でカーティスからの依頼を引き受けるこにする。経営者という立場で利益優先で彼女たちを商品として扱うカーティスにメンバーが少しずつ不満が抱き、一人一人と彼の元を離れていく。

 

感想 

何んと言っても歌が素晴らしい。あのビヨンセ様の熱唱だけでも聴きごたえ十分ですが、それに負けじとジェニファー・ハドソンの力強い歌声。この二人の歌声が何曲か聞けるだけでも満足です。二人の掛け合いは見どころです。

二人の歌姫

前半はエフィがリードヴォーカルという事ですのでジェニファー・ハドソンの歌唱力を強く表現しています。エフィが抜けた後半はビヨンセ演じるディーナの歌唱力が前面に出てきます。

後半の二人の熱唱のシーンです。

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ビヨンセのソロが素晴らしい。 

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プロデューサーとの亀裂 

この手の映画では、プロデューサーとアーティストの方向性の違いにおける分裂が描かれますが、この作品も同じです。カーティスはレコードを売る為には法を犯してまでも手段を選ばず実行していきます。メンバーたちは、初めはその実行力に頼ってスターを夢見て頑張ったんのですが、自分達を商品として扱うやり方に反感が生まれてきます。

カーティスとルフィ

カーティスは「ザ・ドリームス」結成当時はリードヴォーカルのエフィをつき合っていました。しかし、ビジネス上の理由と言ってリードヴォーカルをエフィからディーナに強引に変更します。その事が気に入らないエフィは反発的な行動を取りチームの和を乱してしまします。結局エフィはグループから外れる事となり、カーティスは次にディーナと結ばれる事となります。その頃エフィはカーティスの子供を身籠っていたのですが、その事を誰にも告げずに去っていきます。成功者のカーティスですが、自分の子供の存在も知らされず年々も月日が過ぎていきます。黒人レーベルを立ち上げ経済的な成功を収めたにかかわらず子供の育児の頼りにされないという事は実にみじめなものだと思います。

ドリームスの解散イベントの時、エフィもステージに招かれディーナと共に歌います。その客席にはエフィの8歳になる娘が涙を流しながら母の姿を観ています。カーティスは初めて自分の娘の存在を知り、声を掛ける事出来ず茫然と立ちつくします。

エフィが抜ける前のドリームス

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 エフィが抜けた後の新生ドリームス

モデルとなったスプリームスの動画です。

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まとめ

エフィを演じたジェニファー・ハドソンはこの作品でアカデミー助演女優賞を受賞しています。(主演でも良かったように思えます)彼女は「アメリカンアイドル」という素人発掘番組出身で、とんとん拍子にこの映画出演の切符を手にしました。アメリカンドリームを手にし勢いのある彼女の対当たりの演技からは力強いものが感じられます。映画の中の「ドリームス」のドリームとジェニファー・ハドソンのドリームが重なって観えた作品でした。

予告動画 

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