キネマの館(ヤカタ)

映画 いくつもの感動と出会い

映画『ジョン・ウィック』感想 ※ネタバレあり

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前2回は、ニコラス・ケイジの「怒り」作品で、『トカレフ』に関しては「怒り」の復讐が肩透かしされて期待とは違う展開に戸惑いましたが、今回はしっかり「怒り」で相手を皆殺しにします。

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作品情報

公開:2014年

時間:1時間43分

監督

チャド・スタエルスキ - 映画.com

主なキャスト


ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)

ロシアン・マフィアのボス:ヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト)

ヴィゴの息子:ヨセフ・タラソフ(アルフィー・アレン)

女殺し屋:ミズ・パーキンズ(エイドリアンヌ・パリッキ)

 

あらすじ

愛する女性ヘレンとの出会いをきっかけに、裏社会から足を洗った殺し屋ジョン・ウィック。しかし、ヘレンは病に倒れて帰らぬ人となってしまい、ジョンは悲しみに暮れる。そんなジョンのもとに、ヘレンが生前に用意していたデイジーという名の一匹の子犬が届けられる。亡き妻の思いが託されたデイジーとの生活で再び心に平穏を取り戻していくジョンだったが、ある日、ジョンの所有する車を狙って家に押し入ったロシアンマフィアが、デイジーを殺してしまう。生きる希望だったデイジーを奪われたジョンは、かつてその名をとどろかせた裏社会に舞い戻り、ロシアンマフィアの組織を相手に単身戦いを挑む。

ジョン・ウィック : 作品情報 - 映画.com 

 

感想

この作品は「怒り」のターゲットをしっかり定め、復讐を完全に成し遂げるストーリーです。早いテンポでの皆殺しなので残虐さより爽快感が残る感じです。「怒り」の理由が愛犬を殺された事なのに、その報復に何人殺したかわからないくらい殺します。ストーリー設定も始まりは怒りですが、復讐劇が始まると仕事人として淡々とターゲットを追い詰めていきます。しかも相手は、かつて世話になったマフィアのボス、タラソフに対してです。

彼は「怒り」に火がつくとターゲットを仕留めるまでは誰も止めることは出来ない。そうランボーの現代都会版みたいな感じです。格闘シーンでは寝技、関節技も見られ格闘好きには嬉しいかもしれません。

昨年公開された作品で殺しのプロを描いたヒット作は『ジェイソン・ボーン』、『メカニック』がありました。キアヌ・リーブスの『ジョン・ウィック』も同じくらいな人気作にになるのだろうか?

『マトリックス』の印象が強く残るキアヌ・リーブスには、このジョン・ウィックという役が合っていないように思う。格闘シーンが銃撃戦は確かに観応えがあるんですが、「キアヌ・リーブスがこの役をやるの?」という感じを受けます。私の中でのキアヌ・リーブスはもっともっとスマートでこんな殺人マシーンとはちょっと違うイメージなのです。

今年2017年に続編が公開されます。この「怒りの殺人マシーン」とも言えるジョン・ウィック、マトリックスで正義のヒーローとして登場したキアヌ・リーブスという役者は、いったい何処に向かっているのだろうか。そう思わせる作品でした。

予告動画

youtu.be

 

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