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映画『イコライザー』感想 デンゼル・ワシントンのアクション作品 ※ネタバレあり

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今年初の作品はNetflixで人気作品として紹介されていたデンゼル・ワシントン主演の『イコライザー』となりました。

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作品情報

公開:2014年

時間:2時間11分

監督

主なキャスト

eiga.com

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元CIAでホームセンターの従業員:ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)
悪の組織の殺し屋:テディ・レンセン=ニコライ・イチェンコ(マートン・ソーカス)
マッコールの友人の売春婦:テリー=アリーナ( クロエ・グレース・モレッツ)
マスターズ(デヴィッド・ハーバー)
マンディ(ヘイリー・ベネット)
ブライアン・プラマー(ビル・プルマン)
スーザン・プラマー(メリッサ・レオ)

 

あらすじ

元CIAのマッコールは経歴を隠してホームセンターの従業員としてひっそりと暮らしたいた。彼には深夜にレストランで紅茶を飲みながら読書をするという習慣があり、そこで若い女性テリーと知り合いになる。テリーは歌手になる夢を持っていたが今はロシア系の悪の組織が運営するクラブで体を売って生活をしていた。そんなある日テリーが客を殴ってしまいその報いとして売春組織を仕切るスラヴィという男にリンチを受け入院させられてしまう。悪に苦しめられている人々を見過ごせないマッコールは単身でスラヴィ一味がたむろしている場所に乗り込み、わずか19秒で報復を加えてしまう。スラヴィのバックにはプーシキンという男の巨大な組織が存在していて、 マッコールは彼らに狙われることとなる。

感想 

デンゼル・ワシントンのアクションは『ザ・ウォーカー』でも観ましたが、今作品はちょっと残酷です。勤め先のホームセンターの商品を使用してのアクションは面白かったですが痛々しいシーンはあります。敵の拳銃を奪えばホームセンターの商品を使う必要はないのではと思ってしまいましたが、そこは映画ですから楽しむこととしましょう。

デンゼル・ワシントンという役者はやはり正義が似合います、彼が演じる主人公マッコールは知的で確実に悪を追い詰めていき絶対的な強さを持っています。彼の正義は社会的地位で動いている正義ではなく心の中から動いている正義なのです。

マートン・ソーカス演じる悪人テディ・レンセンは、幼少時代に恵まれない生活を送っていて、せっかく手を差し伸べてくれた夫婦も殺害されてしまいその後地獄のような生活を送ったという人物なのですが、なんとその夫婦を殺したのは彼自身だったという怖い男なのです。

ロバート・マッコールの無償の正義とテディ・レンセン:ニコライ・イチェンコの真の悪がこの作品の大きなみどころで、2人の戦いの山場はマッコールが勤めているホームセンター内で、そこの商品や電気制御を上手く利用してセンター内がまるで暗闇のジャングルのようにしてしまいます。

マッコールの人物像で特徴的なのは食事と時間に対してきわめて厳格であることです。敵を見定めた後、殺害までの予想時間を設定し腕時計のストップウォッチをスタートする程、時間の管理をしっかりとしています。シリーズものになってもいいのではと思って調べてみると『ザ・シークレット・ハンター』というTVドラマの劇場版とのことでした。これでホームセンターの武器もこの個性的なキャラクターも納得できます。

マッコールがテリーに「体と心と知力があれば、なりたいものになれる」と告げて作品は終わりリます。口コミ評価の高いデンゼル・ワシントンの作品、キャラクターが魅力的で間違いなく面白いです。

冒頭のナレーション、「人生でもっとも大切な日は、生まれた日と生まれた理由がわかった日」。いい言葉ですね。

M・トウェイン マーク・トウェイン - Wikipedia

予告動画

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