キネマの館(ヤカタ)

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映画『エボリューション』感想 奇想天外SFコメディ、急激に進化するエイリアン ※ネタバレあり

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映画『エボリューション』をNetflixで観ました。なんとも奇想天外なSFコメディ作品でした。

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作品情報

公開:2001年

時間:1時間43分

監督

『ゴースト・バスター』の監督です。この奇想天外な作風は通じるものを感じます。

主なキャスト

あらすじ

ある日アリゾナ砂漠に隕石が落下。そこには急激に進化する生命体が付着していて多様な生物が増殖を始めた。地元短大のの生物学者ケイン(デビッド・ドゥカブニー)とブロック、政府病理担当リード博士(ジュリアン・ムーア)らがそれぞれの思惑で生命体の研究に乗り出す。初めは酸素に触れて死んでいた生命体も徐々に酸素に対応し、人間を襲うようになってしまう。早く増殖を止めないと地球は彼らに征服されてしまう。

ケイン博士

以前、陸軍伝染病研究所に任務していて、その時に開発したワクチンが副作用を発生するもので、兵士達はその症状を”ケイン熱”と呼んでいた。

 

感想

2001のVFX映像技術でエイリアンたちを描いています。現在のCGの走りの作品です。今のCGとは違っていて実写との差がはっきりしていて、今作品のようなコメディだとそれが逆にいい味となっています。

ユーモアがいっぱい

とにかくバカげた展開で笑わせてくれます。

  • ゴルフ上のグリーンで浮気しようとして怪獣に襲われる
  • 怪鳥に歌を唄ったら寄ってきた
  • その怪鳥に囚われた女性は万引きしていた
  • 巨大になった生命体の弱点は肛門
  • フケとりシャンプーでエイリアン退治

など、

エイリアン

  • 物凄い勢いで進化し多種多様の生物が生まれる
  • 初めは酸素を吸うと死んでしますが耐性ができる
  • 霊長類にも進化してしまう
  • 火によって進化が早まり巨大な単細胞生物が誕生する
  • 彼らの弱点はセレンで、それはフケ取りシャンプーに含まれている

これだけの発想がよく生まれたと感心してしまいます。こういう発想も才能がないと出てこないものだと思います。 

 

 『ゴースト・バスターズ』は、人が作り上げる霊的な怪物を退治するものですが、『レボリューション』は、宇宙からやってきたエイリアンの進化を目の当たりにし退治方法を学ぶもので、両者とも人間社会に認められた存在となっています。その設定も独特なユニークさがあり、全てがコメディとして完結されています。ラストは、「一家に一本フケ取りシャンプー」とCMするシーンで終わりますが、その辺りも『ゴースト・バスターズ』と同じ設定ですね。

とにかく気軽に楽しめるSFコメディです。『ゴースト・バスターズ』と併せて観たい作品です。

予告動画

youtu.be