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映画『スリー・デイズ』感想 ラッセル・クロウ主演 冤罪から家族を救う ※ネタバレあり

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映画『スリーデイズ』をNetflixで観ました。冤罪をテーマにした映画でとてもスリリングな展開で正義とは何なのか考えさせられる映画です。

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作品情報

公開:2010年

時間:2時間13分

監督

主なキャスト

 冤罪で捕まる妻ララ演じるエリザベス。バンクスがちょっと気の強そうな顔だったので、もう少し優しい顔の女優さんの方が良かったかなと思いました。

あらすじ

大学で教鞭をとるジョン・ブレナン(クロウ)の妻ララが、ある日突然殺人罪で逮捕され刑期3年を言い渡される。以降、ブレナンは妻の無実を証明するために奔走するが、彼らの上告が棄却されると、妻の脱獄を計画する。

引用:スリーデイズ : 作品情報 - 映画.com

突然の移送が言い渡され、移送までの3日間で妻を刑務所から脱獄をさせないといけなくなる。

感想

冤罪

もしジョンと同じような状況になったらと考えると、ちょっと怖くなります。妻を救うために殺人まで犯さないといけなくなるので通常の人には出来ることではありません。妻を信じ家庭を取り戻す行為は正義ですが、それを貫くには悪事を働く必要がある。こんな究極の選択をしなければいけないとは何んとも不運な話です。

日本でも冤罪は問題になったりしています。長い歳月をかけて無罪を訴えるので、裁判で勝利したとしても人生の大切な時間は奪われることになります。ジョンの場合は子供の事があるので尚更大切な時間を奪われることは許されないのです。国家システムという大きなシステムとの闘いを余儀なくされることとなります。

脱獄計画

大学の教授ということもあり、脱獄計画は緻密に行われます。いくつか想定外の事柄が発生しスリリングな展開になっています。大学の教授という犯罪には無縁だった人物が意を決して脱獄という犯罪に手を染めるとことは見せ場となっています。

ラスト

物語は、見事脱獄に成功し、米国を捨てるという代償はありますが家族の時間を取り戻します。脱獄計画で犯した重い罪はその後もジョンの脳裏から離れる事はないでしょう。本来罪を犯す人間ではないジョンのまるでプロが計画したような脱獄劇。いつの間にか脱獄の成功と家族の復活を祈る自分がいました。

十分楽しめました。お勧めです。

 

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